スマホ連携の次世代自動ドアが初導入 車いすやベビーカーには開閉速度を自動でゆっくり、目の悪い人には音声でお知らせ

株式会社ミライロ、フルテック株式会社、株式会社ハウディの3社は、共同開発したスマートフォン連携ユニバーサル自動ドア「ミライロドア」が、東京建物株式会社が開発する地域密着型商業施設「minanoba 相模原」に導入されることを発表した。「ミライロドア」が導入されるのは、「minanoba相模原」が日本初となる。


ミライロドアは、高齢者や障がいのある人、子育て中の人など、多様なニーズを持つ人々が自動ドアをより利用しやすくする、日本初の次世代型のユニバーサル自動ドア。スマートフォンのアプリと連携して、安全で快適な通行をサポートする。
利用者は予め、障がい者手帳を所有している人を対象としたデジタル障害者手帳「ミライロID」から専用スマホアプリをインストールして設定しておく。そのアプリをインストール済みのスマホを持って自動ドア「ミライロドア」に近づくと、以下のような機能が自動的に作動し、安心・安全な通行がサポートされる。

・音声による誘導案内
ドアの位置や開閉状態を音声で知らせ、視覚障害のある方の円滑な通行をサポート。

・ドアの開放時間・開閉速度の自動調整
車いす利用者や、ベビーカーを使った人が余裕を持って通行できるよう、必要に応じてドアの開放時間や開閉速度を自動で調整する。

自動ドア「ミライロドア」の機能例 詳細の情報はこちら


既存のフルテック製自動ドアに後付け可能

自動ドア側のミライロドア専用コントローラは、自動ドアをクラウドとスマートフォンとの連携を可能にするためのデバイス。既存の自動ドア(現時点ではフルテック製自動ドアに限る)に簡単に取り付けることができる。そのため、大きな設備投資を必要せず導入できる。

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ロボスタ編集部

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