ブリヂストンがゴム人工筋肉のソフトロボットハンドのデモ動画3本を公開 物流・製造・小売で柔らかい手の可能性示す

株式会社ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズは、2025年1月22日(水)から24日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催された「ロボデックス」に出展、その際に公開した「ゴム人工筋肉のソフトロボットハンド TETOTE」のデモの動画をYouTUBEで公開した。


デモ動画は「物流業向けピッキングソリューション」「製造業向けピッキングソリューション」「移動するロボットが実現する未来」の3本。


1.物流業向けピッキングソリューション

ゴム人工筋肉のソフトロボットハンド「TETOTE」と「吸着パッド」を組み合わせた「TETOTE and」と、マスタレスのビジョンを使い、同社の最高処理能力(速度・対象ワーク)を実現している。動画では、物流倉庫等の自動化を想定し、ソーター投入を模したデモが実施されている。



2.製造業向けピッキングソリューション

部品箱から必要な部品をピックする、キッティング工程の自動化を紹介。
仕切り箱ではなく、ビジョンとの組み合わせでバラ積みワークのピッキングもできる。動画では、ビジョンとの組み合わせで、バラ積みワークのピッキングのほか、部品箱から部品情報が記載された紙を引き出して指定の場所に置く、箱にかけられた緩衝材をめくるといった、部品ピッキング以外の作業も披露。多様な荷姿に対応することで、既存の環境を大きく変えずに自動化できる。




3.移動するロボットが実現する未来

ソフトロボットハンド「TETOTE」とAGV(自動移動ロボット)の組み合わせによって実現する未来を提案。場所を移動しながら作業ができるようになることで、これまでご提案してきた製造業・物流業向けのソリューションで、自動化できる対象が広くなる。


また、ソフトで人と安全に触れ合える点やモノを丁寧に扱える点を活かして、サービス・小売り、農業などの業界でソフトロボットハンドを活用する可能性や拡がりを感じることができる。

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ロボスタ編集部

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