リモートロボティクスとヤナギハラメカックスが遠隔操作ロボットで協業開始「Remolink Partners」

リモートロボティクス株式会社は、ものづくりに根差したロボットシステムインテグレーターの株式会社ヤナギハラメカックスとパートナー契約を締結し、遠隔操作ロボットシステムの構築・提供を共同で進めると発表した。

ヤナギハラメカックスは、リモートロボティクスが提供する開発用ソフトウェア「Remolink Tools」を組み込み、事業者の要望に応じたリモートロボットシステムを構築する予定。構築後はクラウドサービス「Remolink」と連携し、遠隔操作支援のサービスを提供する。

両社は、人手不足や人件費高騰などの課題に直面する事業者に対し、「リモートによる人とロボットの役割分担」という選択肢を提案している。ロボットが得意とする繰り返し動作を自動化しつつ、リモート環境から人が認識や判断を行うことで、これまでロボット導入が難しかった現場での活用やリモートワーク化を実現する。

 

「Remolink」の特徴

 

1.半自動化

ロボットの遠隔操作を可能にするクラウドサービスで、完全自動化が難しい現場においても半自動化を実現する。ロボットが繰り返し作業を担当し、認識や判断が必要な部分を人がリモート操作する仕組みである。

 

2.リモート業務全体を支える

アカウント管理や業務アサインなどリモート業務全体を支える機能も備えている。

 

3.リモートワーカー(働き手)も提供

遠隔操作を担当する人材と企業をつなぐマッチングサービスの提供も予定しており、事業者による働き手の採用や教育、雇用維持の負担軽減と人件費の変動費化を目指している。

 

リモートロボティクスが提供するパートナープログラム「Remolink Partners」

今回のパートナー契約は、リモートロボティクスの事業内容に共感し、Remolinkを活用したロボットシステム構築に関心のある企業を対象としたパートナープログラムの一環。
完全自動化が困難な案件に対してリモートロボットシステムという新たなソリューションを提案し、納入後のリモート保守・運用サービスの作成・提案も支援していく方針である。

 

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杉田 大樹