2018年1月8日、ハーマンインターナショナルがCES 2018においてHarman Kardonブランドの新しいスマートスピーカー(AIスピーカー)を発表した。今まで発表されていたものも含めてまとめて紹介したい。
Harman Kardon Allure Portable
Amazon Alexa搭載の「Harman Kardon Allure Portable」というモデルで、以前より発表されていたAllureのポータブルモデルだ。
最大の特徴は10時間稼働するバッテリーを内蔵していることで、部屋の中を持ち運ぶことができる。またチャージングクレードルも付属しており、置くだけで充電できる仕様になっている。
スピーカースペックは、20Wの1.75インチフルレンジ・ドライバーとパッシブ・ラジエーター2つを搭載している。
価格は199ドルで、2018年春から販売予定となっている。
Harman Kardon Allure
すでに発売済みとなっていた、兄貴分のスピーカーがこの「Harman Kardon Allure」。
エレガントなスケルトンデザイン部分がPortableに比べて大きく、またスピーカースペックも3つの38mm径フルレンジ・ドライバーと、底面90mm径サブウーファーの搭載しており高音質路線だ。
アメリカでは249.95ドル、日本では価格は26,870円(招待者のみ予約注文可能)となっている。
ハーマンインターナショナルのスマートスピーカー戦略は全方位
ハーマンインターナショナル(Harman International)は、今回紹介したHarman Kardon、JBL、マークレビンソン、AKGなど多数オーディオブランドを傘下に有する大手オーディオメーカーだ。2017年3月にサムスン電子に買収されており、現在はサムスングループである。
現在のスマートスピーカーに対する取り組みはAmazon Alexa、Microsoft Cortana、Google Assistantの3つにそれぞれ別ブランドとして展開中だ。
さらにサムスンとしてはBixby搭載のスマートスピーカーも検討しているという噂もあり、まさにあらゆるアシスタントに対応する戦略なのがわかる。