Mujinの知能ロボットをファンケル物流センターが導入 段ボールとコンテナの荷卸し、ピース品コンテナ投入を自動化

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株式会社Mujinは、化粧品・健康食品の研究開発と製造および販売を行う「株式会社ファンケル」が大阪府門真市に新設した「ファンケル 関西物流センター」にて、株式会社ダイフクのもと【MujinRobot デパレタイザー】【MujinRobot ピースピッカー】の2種類・計4台(各2台)の知能ロボットを稼働させ、パレットからの荷卸しとピース品のコンテナ投入作業を自動化したことを発表した。

【「ファンケル 関西物流センター」について】
ファンケルは直近も売上を大きく伸ばしており、今後も国内外で持続的な成長を目指している。その積極的な事業展開を支えるインフラ基盤を整備するため、作業工程を大幅に自動化する自動倉庫やロボットなど、最新のテクノロジーが詰まった同物流センターを新設した。
【画像】2021年6月3日ファンケル公式ニュースリリースより



課題解決のため、多くの独自機能を搭載した知能ロボット

同物流センターで稼働しているロボットは、ファンケルの高品質で安定した物流を実現するために、同社のロボット知能化技術および独自機能が盛り込まれている。

入荷工程 MujinRobot デパレタイザー

今回、2台のMujinRobotデパレタイザーを用いて、パレット上の段ボール・コンテナの荷下ろしを自動化した。

また、同物流センターでは段ボールとコンテナを取り扱っており、従来のロボットを使用する場合、使用する専用のハンドごとにロボットを用意するが必要があったが、同ロボットでは、1台で段ボールケースとコンテナ両方の運搬を行うことが可能。到着したワークを3Dビジョンで認識し、装着されているハンドで取り扱いができないと判断した場合には、別のハンドへ自動で切り替えを行える。これにより、本来2 台必要であるロボットが1台に集約されるため、大幅なスペースの縮小及び設備費の削減を実現した。

左:段ボール用ハンド、右:コンテナ用ハンド

■【動画】Mujinお客様事例《株式会社ファンケル様 MujinRobotデパレタイザー》


集品工程 MujinRobot ピースピッカー

2 台のMujinRobotピースピッカーを用いて、箱型やパウチ商品などのピース品をピッキングし、集品コンテナへ投入する工程を自動化した。このことにより、取りづらい商品へも自動対応できるほか、商品の転倒防止として「寝かせ配置」機能や、従来人の手で行っていた「中敷き除去」の機能、「納品段ボールからの直ピック」機能なども備わっている。


▼ 取りづらい商品へも自動対応
商品が取り出し元のコンテナの隅にある場合など、位置姿勢により、ロボットでは把持できない場合がある。一般的には工程を停止し、人の手によって対応する必要が出てくるが、同ロボットでは、3Dビジョンで商品の位置姿勢を把握し、必要に応じて自動で専用のハンドに切り替え、対応することが可能だ。ロボットが状況に応じて自律的に作業を継続することができるため、生産性の向上に寄与している。
▼「寝かせ配置」機能︓商品の転倒防止
商品が搬送中に転倒してしまうと、商品に傷がついてしまう恐れがある。縦長の箱など倒れる可能性が高い商品は、集品コンテナ内に運ぶ際に横向きに寝かせて配置することで、搬送中の転倒を防ぐ「寝かせ配置」機能を追加した。
▼「中敷き除去」機能
商品の間に敷かれた中敷きは、従来人の手で除去されていたが、3Dビジョンで把握をし、ロボットが自動で回収ボックスに投入することを実現した。人の手を介さず作業を進めることができるので、ロボットを継続的に動かすことが可能となった。
▼「納品段ボールからの直ピック」機能
納品された段ボールに詰まった商品を直接ロボットで集品コンテナへ投入することも可能。段ボールのサイズも複数種類に対応ができることにより、段ボールから商品を取り出す工程が省略され、省人化・効率化が図れる。

■【動画】Mujinお客様事例《株式会社ファンケル様 MujinRobotピースピッカー》



MujinRobotシリーズについて

同プロジェクトは、多くの稼働実績を持つ「MujinRobot」を用いて実現したものだ。また、3月開催の「2022 国際ロボット展」でも、実機の展示を予定だ。近年、従業員への思いやりや労働基準法・コンプライアンスへの意識の高まりから、運搬物の重量制限指針を遵守するために自動化を行う企業が増えている。従業員が健康に働ける物流倉庫の実現に向けて、同社は、MujinRobotの提供を通じて、ユーザーと共に「人にやさしい物流倉庫」の実現を推進していくと述べている。

MujinRobotの詳細:https://mujin.co.jp/solution/mujinrobot/
2022 国際ロボット展:https://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/
《ロボスタ編集部》

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