「GTC 2026」の基調講演のラストを締めくくった“AIソング”とは。

GTCの最後に流れた“AIソング”は、
AIエージェントの普及
トークン経済の到来
AIファクトリーという新しいインフラ
といったメッセージを凝縮した、極めて象徴的な演出だった。
ロボットたちが歌った「AI時代の要約」
NVIDIA GTC 2026の基調講演は、意外な演出で幕を閉じた。
それは、ロボットたちとデジタル版ジェンスン・フアンCEOが焚き火を囲みながら歌う、AI生成とみられる楽曲による総まとめ映像だ。

この楽曲は、今回の基調講演で語られた内容をそのまま歌詞に落とし込んだ、いわば“ダイジェストソング”のような構成になっている。

そして、映像の中では、ヒューマノイドやAIロボットに混じって“エビのキャラクター”も登場した。一見するとただコミカルなだけの存在のようだが、今回発表されたエージェントOS「OpenClaw(オープンクロー)」に関連している。

テーマは「AI時代はすでに始まっている」
歌の冒頭では、AIの進化によって世界が変わりつつあることが語られる。
AIエージェントが世界中で動き始めている
デジタルと現実世界がつながり始めている
AIは人間の仕事を補助・代替する存在になりつつある
といった、講演全体を貫くテーマがそのまま織り込まれている。

キーワードは「トークン」「電力」「AIファクトリー」
歌の中で繰り返し強調されるのが、次の3つの要素だ。
● トークン(AIの産物)
AIはトークンを生み出す存在であり、それが新たな価値、すなわちビジネスの源泉となる。
● 電力(制約)
AIの拡大には膨大な電力が必要となる。
つまり、電力こそがAIのスケールを規定する現実的な制約である。
● AIファクトリー(新しいインフラ)
データセンターはもはや単なる保管場所ではない。
「トークンを生産する工場」へと進化している。
素朴な曲調と高度な内容のギャップ
曲調はやや意外にもカントリー調の素朴なスタイル。
焚き火を囲む演出と相まって、どこか牧歌的な雰囲気が漂う。
しかしその内容は非常にテクニカルで、
AIエージェント
オープンソース
モデル
推論
インフラ
といったキーワードが次々と登場する“羅列型”の構成になっており、思わずクスッとさせられる一方で、講演内容を見事に凝縮したものとなっていた。




