FastLabel株式会社は、AIロボティクス領域における技術開発体制のさらなる強化を目的として、ロボティクスAI事業本部配下に「先端AI基盤技術開発グループ」を新設した。
発足日は2026年5月1日で、グループ長にはロボティクスAI事業本部 データソリューション部の山田 直氏が就任する。
同社はこれまで、Data-centricなAI開発を軸に、データ収集・データ加工・モデル開発・評価の各フェーズを通じて、国内大手企業および研究開発機関を含む多くの企業のAIロボティクス開発を支援してきた。
新設の背景と狙い
AIロボティクス領域では米国・中国を中心にモデルアーキテクチャが日々進化しており、必要とされるデータや収集手法が急速に変化している。日本においても政府主導で「AIロボティクス戦略」が策定され、官民連携による社会実装の先行実現とグローバル競争力の確立を目指す動きが加速中だ。
こうした状況を踏まえ、同社は「先端AI基盤技術開発グループ」の新設により、単なる研究開発組織にとどまらず、基盤技術とデータを起点としたAIロボティクス開発を通じてフィジカルAIの社会実装までを見据えた価値創出を担う組織へと進化することを目指す。
研究から社会実装までを一気通貫して推進する体制を整え、ロボット制御技術、モデル特性理解、高品質なデータ収集・管理手法などの多種多様な要素を統合的に捉えることを重要視している。
技術検証の取り組みと公開事例
新グループでは、AIロボティクス領域における基盤技術から先端技術までの調査・検証を実施しており、その成果の一部をテックブログで公開している。主な事例として、Physical Intelligence社が公開した強化学習手法「π*0.6」に関する解説、次世代ロボティクスの主流となりつつある準ダイレクトドライブ(QDD)の物理的特性と利点の整理、そして国産ロボット「ugo Pro」を用いたVLA(Vision-Language-Action)モデル開発の概要説明などが挙げられる。
フィジカルAIエンジニアを募集
「先端AI基盤技術開発グループ」の新設に伴い、同社はAIロボティクスの社会実装を推進するフィジカルAIエンジニアの採用を積極的に進めている。主な役割は、最先端のロボット基盤モデルや学習戦略・データ収集手法の調査・検証、ロボット基盤モデルの学習・評価およびロボット制御の実現、最先端データ収集手法の設計とシステム化、実環境への導入を通じた顧客課題の解決などとされている。