Figure AIのヒューマノイドロボット「F.03」が、自社開発のニューラルネットワーク「Helix-02」を搭載した状態で、24時間を超える完全自律連続稼働を達成した。
同社はYouTubeとXでライブ配信を実施中。記事公開時点で35時間以上の稼働が確認されている。
完全自律・遠隔操作ゼロで人間並みの作業速度を実現
タスクは小荷物の仕分け作業だ。F.03はバーコードを検出し、パッケージを把持した後、バーコードが下向きになるようにコンベア上に再配置する。
人間の平均処理速度は1個あたり約3秒だが、F.03は現在それと同等のパフォーマンスに達している。
注目すべき点は、ロボットがカメラのピクセル情報から直接推論している点だ。Helix-02はF.03のオンボードで完全動作しており、遠隔操作は一切介在しない。すべての動作がHelix-02から直接出力される純粋な自律制御である。
XやYouTubeで確認されたユーザーの反響
ライブ配信を視聴するYouTubeのコメント欄では、ロボットに「Bob」「Frank」「Gary」という名前をつけるユーザーが現れ、Figure AIはそれに応じて各ロボットにネームタグを追加するという一幕もあった。
「もう30時間も同じ作業を続けている」「かわいそうに。きっと退屈だろうね。誰もこんな過酷な長時間労働を強いられるべきじゃない。福利厚生と組合のバックアップを望むよ。」「少し休ませてあげて」「寝て起きたらまだ画面にこれが映ってる」「何が起きた?リセット?」といった印象的なコメントも散見された。
自己管理システムと自動リセット機能が長時間稼働を支える
Figure AIの創業者兼CEOのブレット・アドコック氏はX上で詳細を語った。
当初の目標は8時間稼働だったが、初日にエラーゼロを達成したため継続を決定したと述べている。
作業が詰まった場合、Helix-02が自動リセットを起動する仕組みも実装されているとブレット・アドコック氏は説明。実際に25時間27分~25時間28分にかけて、それとみられる動作が確認できた。



また、ソフトウェアまたはハードウェアの問題が発生した場合、ロボットは自律的にメンテナンスエリアへ退避し、別のロボットが作業を引き継ぐ。稼働率を最大化するため、同社のラボはこの方式で運用されている。
直近の作業部隊は、24時間28分頃と34時間18分頃に交代をしていた。






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