VR・XRおよび空間コンピューティング分野でグローバル展開を進めるDPVRが、ロボット遠隔操作・トレーニング向けPCVRソリューション「RoboPilot」を発表した。
DPVRは2024年のCounterpointレポートでVR市場における世界シェア第3位、IDCおよびCounterpointのレポートで中国VR市場第2位にランクイン。
また、主要VRメーカーとして世界で唯一OEM対応を可能にする開発・製造体制を備え、ハードウェア仕様やファームウェア、業務アプリ連携など幅広いカスタマイズに対応している。
ロボットトレーニングの大規模化に伴い、遠隔操作システムには安定性・低遅延・導入コスト・学習データ取得のしやすさが求められている。
RoboPilotはこうした課題に応えるべく、同社がVR・空間コンピューティング領域で培った技術を活用して開発された遠隔操作基盤だ。
ハードウェアコストを約40%削減

RoboPilotの最大の特徴の一つがコスト削減だ。ロボット遠隔操作に必要なコア演算チップや空間測位システムは維持しつつ、ディスプレイやレンズカップなど表示系モジュールを省略することで、従来のVR一体型デバイス構成と比較してハードウェアコストを約40%削減。
表示系モジュールを省いた構成は軽量化にも寄与し、長時間運用時のオペレーター負担を軽減する。
6DoF低遅延データでロボット制御を支援
RoboPilotはPCを中核に、PCVRデバイスから取得した頭部・手部の6DoF高精度姿勢データを運動制御システムへリアルタイムに伝送できる。
レイテンシーはミリ秒級を実現しており、危険作業環境や精密組立など高い応答性が求められる現場での遠隔操作を支援する。

コントローラーなどの入力端末や制御環境は用途に応じて調整可能で、多指ハンド・双腕ロボット・各種作業ロボットへの対応も可能だ。

さらにRoboPilotは、遠隔操作にとどまらず模倣学習やスキル獲得に必要な操作データの収集基盤としても機能する。研究開発から大規模なデータ収集・モデル訓練まで、ロボット学習の基盤づくりを幅広く支援する点も注目される。
DPVRは世界40以上の国と地域で製品を展開しており、教育・医療・トレーニング・展示・エンターテインメントなど幅広い分野にソリューションを提供している。



