株式会社Piezo Sonicは、経済産業省 中小企業庁が主催する「2025年度 はばたく中小企業・小規模事業者300社」の海外展開部門に選定され、2026年5月29日(木)に開催された表彰式において表彰を受けたことを公表した。
超音波モータとAMRで海外展開を評価
「はばたく中小企業・小規模事業者300社」は、優れた製品・サービスの開発や独自の事業展開により、日本経済や地域経済の発展に貢献する中小企業・小規模事業者を表彰する制度だ。
Piezo Sonicは2017年12月に創業。超音波モータ(ピエゾソニックモータ)および自律移動ロボット(AMR)の開発・製造を通じて、日本発の先端技術を世界市場へ展開している点が評価され、海外展開部門での選定となった。
同社の超音波モータは、同サイズの電磁モータと比較して高トルクでありながら、高精度な位置決め性能、無通電保持性能、非磁性という特長を持つ。医療機器、半導体製造装置、航空機搭載機器、精密計測機器など、高精度かつ高い信頼性が求められる分野で活用されているほか、JAXAとの共同研究では月面探査ロボット向けモータの開発にも取り組んでいる。

AMR「Mighty-D4」でフィジカルAI社会を支える
近年、生成AIやAIエージェントの進化により、AIによる情報解析・判断・提案が急速に普及しつつある。しかし、その判断を現実世界で実行するには、正確に動き続けるアクチュエータやロボットが不可欠だ。同社はAIを「頭脳」、モータやロボットを「身体」と位置づけ、両者をつなぐ技術基盤の構築を目的としている。
その中核となるのが、自律移動ロボット(AMR)「Mighty-D4」だ。一般的な屋内向けAMRでは走行が難しい段差や屋外路面にも対応し、物流施設・建設現場・インフラ点検・警備などの分野でAIの判断を実際の移動・作業へとつなぐ移動プラットフォームとして開発が進む。将来的にはAIが判断しロボットが実行する「フィジカルAI社会」を支える基盤技術となることを目指す。

受賞歴と今後の展開
同社はこれまでにグッドデザイン賞、CES Innovation Award、精密工学会ものづくり賞 最優秀賞を受賞しており、技術力とデザイン性の両面で高い評価を得ている。
モータ、ロボット、ソフトウェアを自社で一貫開発する強みを活かし、今後も日本発のモータ・ロボット技術のグローバル展開を加速させる方針だ。
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