慶應義塾大学「SFC Open Research Forum (ORF) 」でのロボットを見てきました

11月18日、19日に東京ミッドタウンで開催された「SFC Open Research Forum (ORF)」に行ってきました。



SFCで行われている研究成果の発表会で、研究プロジェクトの現場と将来計画を展示・セッション・ワークショップなど様々な形で紹介しています。




白井宏美研究室



白井宏美准教授の展示スペースは、Pepperを使って笑いの研究を行っている「芸人Pepperプロジェクト」の成果発表です。



Pepperを相方に漫才を行うペッパーズの創作メソッドと談話分析(言語学)の研究成果を融合させて、面白いヒトとロボットの漫才を作ることはできるのか、というプロジェクト。


半年かけて取り組んできた研究結果と、人とPepperによる漫才動画11本が展示されていました。





当日はペッパーズ金子さんと学生さんによるPepper漫才の実演もあり、大盛況でした。






高汐一紀研究室


高汐一紀研究室准教授の展示スペースです。



こちらは、会話の中での表現力を増強するという研究です。



人間のちょっとした表情(微表情)から感情を認識し、その認識した感情をPepperを使って表現するというものです。体の不自由な方にとっては感情表現の支援になります。





BOCCO君がいました。こちらは「モノたちと人間の”駆け引き”によるインタラクション」の研究です。



IoTが浸透しつつある今、身の回りのモノと人間との関係性を考えました。もしかすると人間とモノとの「駆け引き」が起こったら、その時のSociable Thingsをデザインしています。


また、モノとの駆け引きによって、人間は意識改革(行動変容)が起こるかどうかを、プロトタイピングと実証実験を繰り返し、検証をしています。




以上です。

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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