ニンニンPepperの新バージョン「ninninPROJECT」がオープンソースプロジェクトに

2016年6月14日、プロジェクトチーム・ディメンティアがニンニンPepperの新バージョンとなる「ninninPROJECT」を発表。同時にソースコードの公開を行うことも発表しました。

 ninninPROJECT発足につきまして – ninninPROJECT

ニンニンPepperは、医療関係者とデベロッパーが同じチームでアイデアを磨き合うL.M.D.P.Pepperアイデアソンから生まれたプロジェクトチーム・ディメンティアによるPepperアプリ。

認知症患者のサポートを行うためのロボアプリで、第一回のPepperアプリコンテストとなるPepper App Challenge 2015で、最優秀賞とベストソーシャルイノベーション賞のダブル受賞をしました。

 参考記事:高齢化社会の救世主となるか!〜「ニンニンPepper」 – ロボスタ

今回のソースコードの公開にあたり、以下2つの新機能がリリースされました。

1つ目は、認知症という病気についてPepperがプレエンテーションを行う、ストーリーテリングパート。

もう1つは、認知症の典型的な症状とそれらの好ましい対処をPepperを通じて体験できる、ニンニン・モード。

公開方法はGPL Licenseベースの配布を予定。そして、イベント等での利用した際にはninninPROJECT公式ウェブサイトへの掲載が条件となります。

これは、活用事例をサイトに掲載することにより、全国のロボアプリ開発者にとってのノウハウ共有と業界を盛り上げていきたいという想いからこのようになりました。

ソースコードの配布場所等は、公式サイトで後日アナウンスされます。

 ninninPROJECT公式サイト – 認知症高齢者及び家族を明るくします

ninninPROJECTの詳細の説明と活用例を考えるワークショップが、6月25日(土)にアトリエサテライト東京神田錦町で行われます。

同時に欧州ロボット事情の報告会も開催。参加希望の方は以下リンクからご応募を。参加は無料ですので、興味のある方は要チェックですよ。

 

ヨーロッパロボット最新事情報告会&ニンニンプロジェクトワークショップ – Peatix

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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