視力4.0の実現へ、メガネスーパーのウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」がウェアラブルEXPOでプロトタイプ展示

株式会社メガネスーパーは、2017年1月18日(水)~20日(金)に東京ビッグサイトで開催される展示会「第3回ウェアラブルEXPO」において、「視覚拡張」をキーコンセプトに開発を進めているメガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の商品プロトタイプ実機とそのソリューションに関するデモンストレーション及び展示を行う。

ブース展示では、実機を試着可能なデモンストレーションコーナーを協業パートナーと連携し、活用例に応じて5種類用意。 商品の特長である「見え方」「かけ心地」と共に、拡張性と汎用性の高いソリューションを疑似体験できる。

「b.g.(ビージー)」の詳細についてはこちら
http://beyondglasses.jp/


協業パートナーと実施する5種類のデモンストレーション


超望遠・「視力4.0」の実現へ

望遠機能を持った外部デバイスと連携することで、超望遠の見え方を実現。スポーツ観戦やライブ鑑賞において見たい対象をアップで表示し、オペラグラスで見ていたシーンがTVのワイプのように見える。加えてハンズフリーで見ることが可能となり、新たなエンターテイメントの創出への活用にも期待が持てる展示だ。


メガネスーパー×PTCジャパン 情報の拡張(ハンズフリー)~製造・設備メンテナンスにおけるAR活用~

PTCジャパン株式会社が提供する「ThingWorx(R) Studio」により、AR技術を活用し、3次元設計データをもとに製品の部品情報や組み立て手順などを、実機に対してCGで重ねて表示することが可能になる。

製品ごとに異なるメンテナンス手順など、複雑かつ機種ごとに異なる情報をその場で表示することにより、修理ミスの防止やスタッフスキルに依存しない生産性の向上が期待される。


メガネスーパー×PSソリューションズ 情報の可視化~農業におけるIoT活用と連動~

PSソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鬼頭周、以下「PSソリューションズ」)が提供する、農業センサー・分析・フィードバックを行う総合農業ナビゲーションサービスである「e-kakashi」(イー・カカシ)と連携した、農業での生産性向上への取り組みのデモンストレーション。
農業という屋内外での作業において有意なデータをハンズフリーで参照することに取り組んでいる。「e-kakashi」で集められた圃場(ほじょう)の環境データを科学的知見に基づいて分析し、対策案をフィードバック。経験や勘もデータベースとしてレシピ化することも可能だ。これらの仕組みを活用することにより、効率的な営農指導や技術伝承が期待される。



メガネスーパー×アスラテック 視点の拡張~ロボットと連動した遠隔コミュニケーション~

アスラテック株式会社が提供する、ロボットを遠隔操作するシステム「VRcon for Pepper」と連動する。今回のデモンストレーションではロボットに「Pepper」を活用。「Pepper」に内蔵されたカメラからの映像を「b.g.」の画面に表示し、「b.g.」の装用者が「Pepper」と同期するような遠隔コントロールを体感できる。

「VRcon for Pepper」との連携により、離れた場所にいる相手でもロボットを通じて対面と同様の接客・コミュニケーションが可能になり、通訳など高い専門性が要求される領域での活用や、複数拠点を1人のオペレーターで対応する使い方など、幅広い領域での生産性向上が期待される。

今後この「VRCon for Pepper」との協業により、ARを活用することで、作業者とコミュニケーションロボットのビジネスにおける融和を推し進め、オペレーターの生産性を更に向上させる最適なインターフェイスとしての「b.g.」の活用を追及していくとのことだ。


メガネスーパー・Palabra 情報の拡張(ハンズフリー)~聴覚障害者向け字幕表示サービス~

Palabra株式会社が提供する「UDCast(技術協力:エヴィクサー株式会社)」は、映画・映像・放送等の「音声」をスマートフォンやタブレット端末が拾うことで、字幕表示、音声ガイド再生等を行うことができるアプリケーションだ。「日本語字幕」「外国語字幕」「手話」「音声ガイド」等のデータの完全同期が可能となるが、「b.g.」を通じてハンズフリーで見ることができるようになれば、更に利便性が増していく。

同社は今後の展開について以下のように述べている。

Business to Business (以下「BtoB」)各事業領域において先進的なプレイヤーとの実証実験を進めていきます。 b.g.の活用方法は、アプリケーションや入力端末、ビジネスプロセスのあり方などの組み合わせにより、業界ごとに無限の可能性を秘めています。

今回のウェアラブルEXPOでは、具体的事例として5種類の展示を行いながらも、これにとどまらず、昨年までの事業活動を通じて既に強い導入意欲が見込まれている倉庫・物流センターなどの物流領域に加え、医療分野やその他(教育、エンタテインメント、畜産など)、あらゆる領域での実証実験を通じて、引き続き BtoB 領域におけるハンズフリーの実現を通じた生産性の向上を図るための方法を特定し、商品展開を図る業種・業態を拡大していく計画です。

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