現在、Amazon Echo、Echo dot、Tapなどで利用可能なAI音声アシスタント「Alexa」は個人を識別しない。これは部屋に設置されたEchoをオーナーであろうがなかろうが、誰でも自由に操作できることを意味している。
つまり、子供が親に無断で勝手にAlexa経由でおやつを注文したりできるし、複数人が使うAlexaで個人のメールやスケジュールを読み上げるのはプライバシー上の問題があるなど、いくつか使い勝手に問題があるのが現状だ。個人だけで使う分にはもちろん問題はないのだが、家庭で複数人が使う想定では、実際問題があるといわざるをえない。スマートフォンで主流のソーシャル要素のあるスキルがあまり作られていないことを見ても、個人の識別ができないことは大きなネックになっていると思われる。

そんな中、Time誌が「AmazonがAlexa向けの音声認識をユーザーの識別もできるように開発を進めている」と報じた。Alexaが、個人の声門を照合して個人を特定するようになるという。この個人を識別をAmazonでは「Voice ID」と呼び、このIDを活用することでプライバシー問題を考慮したAlexaの利用が可能になるとしている。具体的には、ショッピングに置ける本人確認以外にも、声の主の好みに合わせた音楽を再生できるようになるという。
今後、続報があり次第お伝えしたい。
この記事の中で、Alexaデバイスの出荷台数は2016年12月の段階で1,100万台が出荷されたMorgan Stanleyが予測している、との情報がありました。さらに今年のCESでは、家電や車載インフォテイメントシステムにもAlexaが搭載されていたことを考えると、ますますAlexaデバイスの出荷台数は増加傾向が続きそうですね。

