社長は17歳! 次世代の情報端末はパーソナルロボット! 「一家に1台」の木製ロボットを開発中
画面に依存しない情報端末をつくる。
シンプルで使っていて楽しくなれる情報端末をつくる。
操作される前に能動的に動ける情報端末をつくる。
私たちは、このような情報端末をロボットをとおして現実のものにします。
これが株式会社Yokiのミッションだ。
パーソナルロボットのハードウェアおよびソフトウェアの開発、製造、販売を事業内容としている同社は、第1号の商品として、現在「HACO(プロジェクト名)」という名の小さな木製のコミュニケーションロボットを開発中。「一家に1台」、ロボットを普及させることを目指し、数か月以内にクラウドファンディングにて先行販売を開始予定だ。
HACOは、Raspberry Piを搭載。会話はもちろん、多くのアプリケーションが用意されており、様々な使い方が可能。
また、汎用パーツやオープンソースを活用することで、コミュニケーションロボットとしてはこれまでにない高いカスタマイズ性を実現する。同時に価格も3万円代という低価格で販売する予定だという。
クラウドファンディング開始情報やその他Yokiの最新情報は公式ホームページよりメール配信登録を行うことで入手できる。
https://www.yoki-jp.com/
同社は、現在17歳の東出風馬(ひがしで ふうま)氏が代表取締役社長をつとめる。「画面に依存しない、シンプルで使っていて楽しくなれ、操作される前に能動的に動ける情報端末」こそが次世代の機器だとしている。
例として、人と端末の次のようなやりとりをあげる。
(これを聞いた情報端末が、食事の履歴、健康状態、好き嫌いなどの情報をもとにユーザーが気に入りそうで、すぐに届くデリバリーピザを提案)
端末:「こんなピザあるけどどうかな?」
ユーザー:「あ、いいねえ」
端末:「注文しますか?」
ユーザー:「するする!」
端末:「注文完了しました! 30分で届くらしいです」
これを具体化するにあたり、身振り・手振り・会話によるコミュニケーションが可能で、ディスプレイ画面やタッチパネルに頼らず、人間同士のように情報をやり取りできる端末こそが次世代機器であり、これがパーソナルロボットの開発に至った経緯とのことだ。
まさにロボットならではのUIだと言えるだろう。
実際の製品を目にし、会話できる日がいまから楽しみだ。
2016年夏、THINKERS FESテクノロジー部門優勝。
同年11月TOKYO STARTUP GATEWAYにて1000人の応募の中から優秀賞を獲得。
2017年2月、株式会社Yoki設立。現在、同社代表取締役社長。
株式会社Yoki