今年の夏は、ロボットで熱中症対策! ユカイ工学からBOCCO用「部屋センサ」が7月発売
「ロボティクスで世の中をユカイにする」をテーマに、ネットとリアルを繋ぐプロダクトをつくるユカイ工学株式会社。同社から発売中のコミュニケーションロボット「BOCCO」の、新たな専用センサー「部屋センサ」が7月中旬に発売される。
今年2017年夏は、8月の猛暑・酷暑が予想されている。気温が上がっていくにつれて家の中での熱中症も心配になってくる。留守番中の子供やペット、離れて暮らす家族が熱中症にならないか、そんな心配も増えることだろう。
このような悩みを解決するのがユカイ工学から新たに発売される、コミュニケーションロボット「BOCCO」用の部屋センサだ。
この部屋センサは、部屋の温度と湿度を感知し、それをBOCCOを通じて通知することができるというものだ。また、BOCCOにはスマホ用の専用アプリもあるため外出先でも通知を受け取ることができる
加えて、この部屋センサは照度も感知することができるため、トイレの電気の付けっ放しを通知したり、離れて一人で暮らす家族が無事に生活していることを知るきっかけにもなるだろう。
ユカイ工学のBOCCOは、これまでにも生活をサポートするセンサーを発売してきた。1つ目は振動センサー、2つ目が鍵センサーだ。
振動センサーは、その名の通り振動を検知するセンサーだ。これをドアにつけておけば共働きの家庭でも子供の帰宅を知ることができる。子供が帰宅したことがわかれば、すぐにBOCCOを通じておかえりというメッセージを送ることもできるだろう。
一方鍵センサーは鍵の開け閉めを知ることができるセンサーだ。サムターン式の鍵に同梱の専用磁石を取り付けることで、磁石とセンサ部分の磁力の強弱を検知。これによって、鍵が開けっ放しかどうかを外部から知ることができるというものだ。外出時につい鍵を閉めたか気になってしまう。そんなユーザーから好評のようだ。
BOCCOのセンサーは今回の部屋センサを含めて3つになるが、これらのセンサーを考える基準はやはり「外出先からも部屋の中の様子を確認できるものになるかどうか」という発想にあるようだ。
BOCCOの開発者であり、自身も父親でもある代表の青木俊介氏は「知り合いが昼に何を食べたかを見るよりも、子供と会話することを重視したい」と、SNSなどのコミュニケーションのあり方に違和感を抱き、家族をつなぐロボット「BOCCO」の開発に着手した。そのため、BOCCOは、BOCCO自体とのコミュニケーションを重視している訳ではなく、BOCCOを通じてどのように家族間のコミュニケーションを豊かにするかということが考えられている。
今回の部屋センサの登場で、BOCCOはさらに「家族の体調」という心配事を解消する役目の一端も担うようになるだろう。
「部屋センサ」の価格は税別3,980円。7月中旬の発売後はAmazon等から購入することができる。
BOCCO | ロボットデータベース