指の動きで操作ができるロボットキット「Ziro(ザイロ)」に幻の「パワーグローブ」の面影を見た

その昔「パワーグローブ」というコントローラーがあってだな

ハードウェアをコントロールするといえば、ゲームで使用するコントロールパッドを代用するということがよくありますよね。そんな中ファミコンの外付けコントローラーで異次元の光を放つモノがありました。それは「パワーグローブ」。手袋状になっていて、腕を動かすとゲームのキャラクターもそれと同様の動きをするというもの。


腕の動きと同じでキャラがコントロール出来るという点、そして銀色と黒というサイバーなデザインが子ども心を鷲掴みにしました。が、実際は操作性が悪くなるなど全く売れず…。長い月日が経った今「幻の逸品」的なモノとなっています。


クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で、そんな「パワーグローブ」の様に指で操作が出来るロボットキット「Ziro(ザイロ)」が出資を募集中とのことで、ちょっと調べてみました!


指でコントロール出来るモジュール

Indiegogoサイトから抜粋

提供されるのはあくまでも「指で動くモジュール」ということ。ここは注意が必要です。ボディは自分で作る必要があるということ。逆に言うと、このモジュールを使って自分の指の動きだけで様々なロボットなどを組み上げることが出来るという訳です。

あまり明確なイメージが無い場合は「Pro kit」をオーダーすることをオススメします。「Pro kit」にはローバーを組み立てるパーツが同梱されているので、まずこれで「Ziro」の使い方をマスターするのが良いと思います。


Indiegogoサイトから抜粋

モジュールは360度回転することが可能となっています。またヒンジを付けることで可動する角度の調整が可能の様です。最大で8個のモジュールをコントロールすることができる様です。

Indiegogoサイトから抜粋

「指でコントロール」と言っても、実際はスマートグローブを装着します。これが上述した「パワーグローブ」に通じるところ。指をどの様に動かした場合、モジュールがどう動くかという設定はスマートフォンアプリから設定を行います。

Indiegogoサイトから抜粋

実際にはこんな様に動きます。
BB−8の「フォースバンド」じゃないですけど、まるでフォースで動いているみたい。やっぱり腕をつかってコントロールするって思っている以上に楽しいんですよね。


オススメは「Ziro Pro Kit」

このプロジェクト自体は目標金額を達成しているので、出資をすると「Ziro」が届くと思います。


オススメとしては上述したように「Ziro Pro Kit」。金額は原稿執筆時点で249ドル+送料という金額です。(アーリーバードのバナーが貼ってありますが、実際はオーダーは受付してくれない模様です)
2017年1月に出荷予定となっているのですがWebサイトを見てもまだ「PRE-ORDER TODAY」となっているのはちょっと気になります…。
Facebookなどでは活動が紹介されているのでは、会社が無くなったという訳ではなさそう。(申し込む場合は自己責任でお願いします)

期待と不安が入り交じるとは言え、ロボットのひとつのコントロール方法を提案した「Ziro」は注目です!!

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ぱっぺー☆あさひ

衛星放送、インターネットなど時代の先端の端っこにいて、今はロボット業界に身を置いています。 ロボットスタートでは広告営業をメインにしていますが、ロボティクススーツを着ることでロボット型人間『ぱっぺー』に。 近頃頑張っているアイドルを見ると泣いてしまう。「HKT48」を推しつつも「NGT48」「=LOVE」が気になっています。最近は取材の予習で聴いた「夢みるアドレセンス」の楽曲の良さに驚く。 長年の夢だったTBSラジオデビューを果たしました。 誕生日の夜は今年も一人かも知れないと不安しかありません。

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