徒歩やランニングで計測された日々のアクティビティの数値・・ポイントとして貯めて活用できたら、健康づくりのモチベーションもあがるというものだ。チーム制の管理もあれば組織や企業でも「働き方改革」や「健康経営」に活用できるかもしれない。
Web電話帳アプリケーションを主軸に、コミュニケーションの効率化を実現する様々なサービスを提供する株式会社Phone Appliと、法人向けにMobileやAI・IoTなどの新しいテクノロジーを活用したサービスを展開する株式会社ジェナは、Apple Watchのアクティビティ機能を活用し、社員の健康を支援・管理する「健康経営」実現のための推進ツール「CiRQLE」を共同開発した。
2017年12月初旬よりPhone Appli社からサービス提供を開始する。
http://www.cirqle.life/
CiRQLEについて
CiRQLEはApple Watchを活用した、ヘルスケアにゲーミフィケーションを取り入れたアプリケーション。アクティビティのリングを完成させることでポイントを取得することができ、また連日リング完成を達成することでコンボボーナスポイントがもらえる。
ポイントは個人戦よりもチーム戦を重視した作りとなっているため、コミュニケーションの活性化が期待できる。
サービスの特徴
日々のアクティビティを“ポイント”に
Apple Watchを身につけ、徒歩やランニングで計測された日々のアクティビティの数値を、ただ計測して終わりではなくポイントに換算し二次活用することで、ユーザのアクティビティに対する意識やモチベーションを変革し、Apple Watchの可能性の拡大を狙う。
企業内のチーム戦でコミュニケーションの活性化を
通常のアクティビティは個人内で完結するのに比べ、同アプリはチームでポイントを争う仕組みになっている。また、アプリ内では誰がどのくらいポイントを取得しているのが分かるため、そこにコミュニケーションが生まれ、新しいコラボレーションの期待に繋がる。
社員の記録を一元管理
日々、顔をあわせている社員同士でも、実際にどれだけアクティビティを行っているかは見えにくい部分だ。四半期、半期、一年とデータをためていくことで、例えば売上とヘルスケアの関係性や残業とヘルスケアの関係性、離職とヘルスケアの関係性など、健康を主体にした様々な関係性の検証が可能となる。
ゲーミフィケーションを取り入れ、無理せず楽しい継続的な運動を
CiRQLEは、連続で目標を達成することにより、コンボによるボーナスポイントが発生する演出がある。この演出による達成感に加え、チーム制の導入により連帯感が生まれ、一人では継続するのが難しい運動を日々の生活の中に自然に取り入れることが可能。結果として社員の持続的な健康管理が期待できる。
▼ 価格・販売開始時期
Apple Watch本体 | 27,800円~(参考) |
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月額費用 | 1,200円/人~ |
初期費用 | 200,000円~ |
サービス提供開始 | 2017年12月初旬予定 |
現在、「働き方改革」の中で、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践する「健康経営」が注目されている。このような流れを受け、Apple WatchとiOSを使用したユーザ体験を強みとしたジェナのアプリケーション開発ノウハウと、Phone Appliが強みとする社員情報を管理する仕組み/人とモノをつなぐプラットフォーム提供事業における知見を掛け合わせ、「健康経営」の取り組みを推進する同サービスが開発された。
両社は、このサービスによりIoTを活用して従業員の健康感の向上や社内でのコミュニケーション活性化につながることを目指していると述べている。
既に、いくつかの企業で試験的に導入されており、多くの社員が積極的に活用し、かなりの反響を呼んでいるとのことだ。