オープンソースの音声アシスタント&画面付きスマートスピーカー「Mycroft Mark II」、プライバシー保護とデータの透明性を重視

「Mycroft Mark II」という名称で、オープンソースの音声アシスタント・システムと連携したスマートスピーカーをクラウドファンディング「KICHSTARTER」に出展し、注目を集めている。約550万円のゴールに対して、1月26日時点で700万円以上の出資を集めている。


Amazon EchoやGoogle Homeなど、米国を中心にスマートスピーカーが人気を集めているが、プライバシー情報の流出や、自身の発話したデータ等がどのように使われるかわからないことを懸念する声も多く聞かれる。
技術的に情報が公開されているオープンソースの利点は、オープンだからこそ、プライバシーやデータの独立性を守ることができるとしている。Mycroft プラットフォームは、「革新」を望む技術者たちによって専用の「Mycroftコミュニティ」によって運営されると言う。




クラウドファンディングサイトの概要説明の中で、Mark IIはオープンなMycroftコミュニティによって開発されることで、プライバシーが尊重され、透明性の高いデータ運用が実現し、それはユーザーから得られるビッグデータを自分のものにしたり、勝手に解析したり、広告に利用しがちな、シリコンバレーの巨人たちへの挑戦であると説明している。

スキルをインストールすれば豊富な機能が利用できることを示した画像

スマートスピーカーとしての「Mark II」は、技術的には6つのマイクロフォン・アレイ、ビームフォーミング、アクティブ・ノイズ・キャンセリング機能などを持っている。スピーカーは2インチのデュアル・フルレンジ・ドライバを搭載した10Wを使用。
また、画面ディスプレイを備えていて、タイマー、予定やスケジュール管理などのスキルに活用できる。画面を備えている理由として、音声を聴くだけでなく、時には画面表示を見て情報を伝達される方が簡単で楽しいこともある、と説明している。スキルはMycroftコミュニティに140種類以上を開発して用意していると言う。

言語は英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語、ドイツ語に対応する。
主な仕様は下記の通り。


現行のスマートスピーカー製品は「個人のプライバシーと音声データをどう扱うか」という課題のほか、データの透明性が明示されないとビジネス向けにも利用しづらい、という見方もある。
オープンプラットフォームが実現することで透明性が高まれば、個人利用に加えて、ビジネス活用も進む可能性は高い。

■ Mycroft Mark II: The open voice assistant (The Best Of Kickstarter)

なお、日本発スマートスピーカーと音声システムを提供しているフェアリーデバイセズ社のエコシステムも、自社で開発したりデータのハンドリングが可能なので、その点のコンセプトは似ていると言えるだろう。

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ロボスタ編集部
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