アメリカではAmazonのスーパーボウル向け広告の話題が盛り上がってきているが、TVから一斉に「Alexa」というウェイクワードが放送されてしまうと誤動作してしまうのではないか・・・という懸念を払拭する対応が発表された。
2018年2月2日、Amazon公式ブログで発表されたもので、Alexaのウェイクワードをコマーシャル中に呼ばれてもデバイスが反応しないようにしたという。

TVから流れる広告の声と、実際のユーザーの発話を区別できるリアルタイム音響指紋技術(Real-time acoustic fingerprinting)により可能になったもの。仕組みは複数のデバイスから同じ音声が入ってきた時はTV放送からの音声と認識して、ウェイクさせないというロジックだ。
この仕組みは完璧ではないが、80~90%のデバイスが誤動作しなくなるという。
このAmazonのウェイクワード検出のためのディープニューラルネットワークの使用についての詳細な論文「Multi-task learning and Weighted Cross-entropy for DNN-based Keyword Spotting」も公開されている。




