ソフトバンク、ロボットプログラミングツール「Robo Blocks(ロボブロックス)」を提供 学校教育用ロボアプリも拡充へ

ソフトバンクグループ株式会社とソフトバンクロボティクス株式会社は、ロボットを活用した教育支援を行う「Pepper 社会貢献プログラム」において、より楽しく、快適にプログラミングを学ぶことができるロボット・プログラミングツール「Robo Blocks(ロボブロックス)」を新たに開発し、2018年2月中旬以降に提供することを発表した。

また、Pepper 社会貢献プログラムで教師が活用するプログラミング教育の指導書についても、「コミュニケーション表現」「演算活用」「テーマ別作品制作」などを学べるよう内容を強化・拡充していくという。

加えて、プログラミングの学習だけでなく主要教科や外国語活動(英語)、学校行事などでPepperを活用できるロボアプリを新たに提供し、学校でのロボット活用を促進していくとも発表している。



Robo Blocks

Robo Blocksの操作画面

Robo Blocksは、子どもや教師がプログラミングの授業などで使い慣れている、日本の教育現場でシェアNo.1のビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」をベースに、Pepper 社会貢献プログラム用に開発したロボット・プログラミングツール。ドラッグ&ドロップでブロックを組み合わせることで簡単で直感的な操作が可能で、かつ授業運営に最適なユーザーインターフェースを備えており、子供用・教師用に分けて操作することができる。

また、バーチャルロボット機能もあり、画面上でPepperの動作や発話、ディスプレイ表示、360度視点切り替えなどを確認でき、開発しやすい環境が提供されている。


教師用指導書 ステップアップ編

これまでの基礎的な学習内容から、より高度な内容を段階的に学ぶことができる「教師用指導書 ステップアップ編」を2018年度から提供開始し、子どもたちの論理的思考力や問題解決力、創造力などを育成する。制作に際し、第一線で活躍するプログラミングと教育の関係者と協力し、教育現場での活用視点に立った開発を行っていく。

▽「教師用指導書 ステップアップ編」

対象教科
「算数(数学)」「理科」「国語」「技術・家庭」「音楽」「美術」「総合的な学習の時間」「課外活動」

学習内容
「コミュニケーション表現」:Pepperのコミュニケーション表現を広げる要素の学習
「演算活用」:条件分岐やパラメーターを操作し演算・実験する学習
「テーマ別作品制作」:特定テーマで教科横断的に制作・発表する学習

コマ数
小学校向け:22コマ分
中学校向け:32コマ分


新たなロボアプリの追加

学校の教育現場から要望の多かったロボアプリが2018年2月中旬以降、順次提供開始される。プログラミングの学習に加え、主要教科や外国語活動(英語)、学校行事などでPepperを活用できるようになる。新たに追加するロボアプリは以下の通り。

ロボドリル 小学編 from 学研版全科プリント 4教科(国語・算数・理科・社会)の演習・復習が可能なドリル/テスト
ロボドリル 中学編 from 学研版10分間基礎ドリル 4教科(国語・数学・理科・社会)の演習・復習が可能なドリル/テスト
What’s This? クイズに正しい発音で答える英単語学習アプリ
Simon says 英語で出される指令の通りにポーズをとるゲーム
がっけんのえほんやさん for Pepper 全42冊の絵本を英語で読み聞かせしてくれるアプリ
学校あいさつ運動 設定した曜日・時間にあいさつ/声掛けを行うアプリ
イベント案内 設定したイベント名と場所を案内をしてくれるアプリ

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ロボスタ編集部

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