Microsoftの翻訳、中国語から英語に機械翻訳した品質は人間と同レベルに

2018年3月14日、MicrosoftのThe AI Blogにて、中国語から英語に機械翻訳するシステムの精度が人間の精度と変わらないレベルを達成したと発表した。



翻訳のためのディープニューラルネットワークとして、Dual Learning(二重学習)、Deliberation Networks(審議ネットワーク)、Joint Training(共同訓練)、Agreement Regularization(合意正則化)といったAIトレーニング方法が使われたという。



今回の発表は「newstest2017」というテストセットにおいて、人間の翻訳と機械翻訳の品質を比較したものに基づいている。翻訳結果を複数のバイリンガルな評価者に内容を確認させたところ、機械翻訳の結果も人間が翻訳したと評価された。

Microsoftの自然言語および機械翻訳を担当するテクニカルフェロー、Xuedong Huang氏は「機械翻訳で人間と同じ品質を出すことが我々全員が持っていた夢です。私たちはその夢をこんなに早く実現できるとは思っていませんでした。」とコメントしている。


僕はこう思った:

次は日本語に対応をお願いしたいところですね。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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