6体のPepperがワシントンD.C.のスミソニアン博物館にデビュー!
ワシントンD.C.のスミソニアン博物館が6体のPepperを採用したことを発表した。スミソニアン博物館は、複数の博物館施設が集まっている大規模の博物館であり、館内の様々なところでペッパーは活躍するのだという。
例えば、国立アフリカ美術館では、ペッパーがスワヒリ語のフレーズを翻訳したり、あるギャラリーでは来場者とガイドとの交流を増やすような役割も担うという。また施設内の10代向けの教育スペースでは学生にコーディングとソフトウェアエンジニアリングを教えるためにPepperを使用する。
この6体のPepperは、ソフトバンクロボティクスが寄贈したもの。スミソニアン博物館は、米国政府の財源及び寄付で成り立っているため、一般の方も無料で来場することができる。
Come say hi to Pepper at our Castle building, @NMAfA, @NMAAHC, @SmithsonianEnv and @hirshhorn. Pepper was created by Softbank Robotics, who provided us with a number of Peppers as part of this pilot. #SmithsonianPepper #MeetPepper pic.twitter.com/lbRfDPN6RW
— Smithsonian (@smithsonian) 2018年4月24日
このプログラムを主導した Arts and Industry Buildingのディレクター Rachel Goslins氏は、「ペッパーに会うと笑顔になってしまうことでしょう。ガイドや学芸員にPepperがどう役立つか試したい」と今回の導入意図について語っている。
またソフトバンク・ロボティクスのCSO(最高戦略責任者)であるSteve Carlin氏は「スミソニアン博物館にPepperを寄付することにワクワクしています。Pepperが博物館体験にどんな影響や変化をもたらすか楽しみにしています」と述べている。
由緒ある博物館に導入されることで、米国におけるPepperの知名度やブランド力も高まるに違いない。