訪日外国人を「AIコンシェルジュ」が英語や中国語で案内 JR東京駅や成田国際空港、ホテルニューオータニ等が導入

訪日外国人が急増し、観光案内や店舗での対応など、多言語での受入環境の整備が課題になっている。特に地方における対応の遅れは深刻だ。
インバウンド向けAIソリューションを手掛ける株式会社ビースポークと株式会社ジェイアール東日本企画は、多言語によるサービス提供や観光案内など、訪日外国人受入環境整備の課題解決を目的に、業務提携契約を締結したことを発表。訪日外国人向けにAIチャットコンシェルジュ「Bebot」のオリジナルパッケージのサービス提供を2018年6月1日から開始した。


今回の業務提携により、東日本エリアおよび全国における地方自治体、日本版DMOなどの様々な観光関係事業者等のインバウンド受入環境整備を支援する。外国人観光客受入における課題の解消、サービスの向上によるリピート来訪や新規来訪促進し、更には訪日外国人の「Bebot」利用データを将来的にDMP(Data Management Platform)へと蓄積し、デジタルマーケティングを推進していく考えだ。


「Bebot」とは

「Bebot(ビーボット)」は、外国人宿泊客 x 宿泊施設に完全特化した、訪日外国人向けのスマートフォン用「AI(人工知能)コンシェルジュ」。宿泊・商業施設のスタッフに代わり、AIが英語や中国語で24時間365日各種問い合わせに対応する。

※上イメージ画像(株式会社ジェイアール東日本企画ニュースリリースより)

利用者は、自身のスマートフォンのブラウザ画面を通じて「Bebot」を利用することができ、導入施設側も、現場の負担を軽減するだけでなく、「Bebot」チャット内で利用者に口コミ投稿を依頼することも可能。また、導入までの期間は数週間程度で施設ごとにカスタマイズもできる。

現在は、JR東京駅や成田国際空港、ホテルニューオータニ、ソフィテルホテルほか多数の宿泊施設、空港、駅へ導入されている。


■【動画】Bebot:「5つ星のおもてなし」

Bebot: 5 Star Hospitality

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ロボスタ編集部

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