Amazonが一番近くのデバイスを反応させる「エコー空間認知」機能をクラウド化してサードパーティーデバイスでも利用可能に

Amazon Echoには「Echo Spatial Perception(ESP)」と呼ぶ機能を空間認知機能が実装されている。

このESP機能は自宅に複数のAlexa対応デバイスを設置して利用する何百万のユーザーのために実装されたもので、ユーザーが複数のAmazon Echoが置かれた部屋で呼びかけたときに、最も近くにあるデバイスが反応するようにする仕組みだ。

ESP機能により、一番近いEcho Dotだけが反応する。

この機能がない状態では、ユーザーがAlexaに指示をすると複数のデバイスが同時に反応してとても聞き取りにくい状況が発生するのだ。

あって当然と思われるこのESP機能だが、もともとAmazon Echoファミリーのみで導入されていたものだった。つまりサードパーティー製のスマートスピーカーなどでは実装されていなかったのだ。その理由はESPの実装にはソフトウェアだけでなくデバイス側の対応も必要だったからだという。

もちろんAmazon Echoと同様、Alexa搭載のサードパーティーデバイスも普及していることから、Echo以外でもESP機能の対応が望まれていたわけだ。


本日、Alexa Blogで「Cloud ESP」としてクラウドだけでこの機能を実装できるようにしたと発表された。

クラウド化されたことで、騒々しい環境でも優れた精度で機能し、さらに時間の経過とともに精度を向上させることができるという。更に重要なことは、サードパーティーのデバイスであってもこのクラウド上のESP機能を使うことで、空間認知ができるようになることだ。これはサードパーティーのAlexaデバイス利用者にとっては朗報だろう。


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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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