ハタプロとリクルートテクノロジーズ、カメラ付きの四輪駆動AIロボットを共同開発

株式会社ハタプロは、株式会社リクルートテクノロジーズがスタートした次世代技術のR&D(研究開発)として、2017年3月に公開した機械学習API群「A3RT(アート)」とロボティクスを掛け合わせたプロジェクト「A3RT RobotIcs Soluston」に参画し、AIロボットを共同で開発したことを発表した。

機械学習API群「A3RT」とは?

A3RTは、リクルートが、2017年3月よりリクルートグループ外へ無料公開を開始した「必要な最新テクノロジーをいつでも手軽に」というコンセプトの機械学習やディープラーニングを用いたソリューションAPI群。


共同開発したAIロボットの特徴

共同開発を行なったロボットは、カメラ付きの白色の四輪駆動AIロボットで、遠隔地からスマートフォンでのリモート操作が可能。また、このロボットには、「事前に登録した人物」以外の顔はマスク処理するプライバシー保護機能や、「事前に登録されている人物」を検知した際にプロフィールを表示しビデオ通話が可能となる機能など、オフィス見学や物件内覧などリモート用途で活用しやすい設計がされている。


左がプロトタイプで、右が完成予定版

ロボットの操作は、スマートフォン画面の左上をスワイプすることで、カメラの向きを調節を行い、画面左下のボタンで筐体を操作し、社員を認識させると、「名前・仕事内容・キーワード」といったプロフィール情報を閲覧したうえでビデオ通話を開始することが可能。



また、同プロジェクトの一環として神戸と東京間で「リモート社内見学」の実証実験もおこなわれた。



ロボットの使用例としては、「遠隔地からのオープンキャンパス参加」やインバウンド対応を見越した「遠隔ホテル内見」などが挙げられている。さらに、今回検証した遠隔操作・遠隔情報把握技術を各店舗カメラと組み合わせることにより、空席・混雑状況把握への活用もすることも可能だ。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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