農業自動化プラットフォームを開発しているinaho株式会社は、人工知能を使った自動野菜収穫ロボットが実際に収穫作業をしている動画を公開した。
このロボットは今月福岡市で開催された各業界・業種を横断する、デジタルテクノロジーを活用した新しいサービスを広く募集するビジネスコンテスト「X-Tech Innovatin2018」で最優秀賞を受賞した作品。イベントの中で同社は開発中の野菜の収穫ロボットを軸とした農業自動化プラットフォームの概要と戦略、 ビジョンをプレゼンした。
なお、先月行われた「TechCrunch Tokyo 2018」スタートアップバトルでもIBM BlueHub賞とPwC賞も受賞している。
同社は「農業や屋外作業の自動化、 省力化ニーズが拡大する中で、 ロボティクスとAI技術で解決していくという弊社の取り組みや今後の戦略、 将来性が評価され、 見事最優秀賞の受賞につながりました」とコメントしている。スポンサー賞として、富士通株式会社、株式会社ジェイコム九州からも協賛企業賞を獲得したという。
同社の代表取締役社長 菱木豊氏は授賞式にて「自分たちの想像していない多くの分野でお役に立てる可能性やシナジーを感じていただき大変嬉しく思っています。2030年までに日本国内の農家数が半減すると言われていますが、そのとき野菜の価格が2倍になって良いはずはありません。この分野にテクノロジーを入れ新しい価値を作っていくことを皆様と一緒に進めていきたいです!」と想いをコメントしている。
■収穫ロボットの動画
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