ティアフォー、愛・地球博記念公園で自動運転車両を試験運用 来園者の試乗も予定

自動運転システムや自動運転の運行管理を行うプラットフォームを開発する株式会社ティアフォーは、アイサンテクノロジー株式会社および岡谷鋼機株式会社と共同で2019年春頃より愛知県を対象として、4人乗りの完全自動運転EV「Milee(マイリー)」等の自動運転車両を使ったモビリティサービス「One Mile Mobility(OMM)」の試験運用を開始することを発表した。

同サービスは、消費者や民間企業が費用を負担する従来のビジネスモデルではなく、自治体と一体となった新たなビジネスモデルの創出を目指すもので、完全自動運転EV「Milee」等の車両、およびそのモビリティサービス用ウェブプラットフォーム「Web.Auto(ウェブ・ドット・オート)」を提供する。

「One Mile Mobility(OMM)」とは

小型モビリティによる限定地域での低速自動走行技術を活用した、社会課題解決型の「次世代端末交通システム」。低速自動走行とは、概ね時速30km以下を前提とし、米当局や内閣府の定めるレベル4(完全自動運転)の走行を指している。


「Milee」について

「Milee」は、電動ゴルフカートをベースとした車体に3次元レーザースキャナ(LiDAR)と単眼カメラをセンサーとして搭載し、認知・判断・操作のすべてをオープンソースの完全自動運転ソフトウェア「Autoware」で自動化した車両。モバイル通信で「Web.Auto」の各種ウェブサービスに接続されており、サービス事業者が運行管理できる仕組みだ。

「Web.Auto」は、ティアフォーが開発を手がけるウェブプラットフォームで、配車管理や遠隔操縦のほか、3次元地図配信、人工知能(AI)のオンライン学習、走行データ管理、サポートセンター接続といった完全自動運転車両の運行に必要なウェブサービス機能が含まれている。


試験運転の概要

同サービス開始に先立ち、2019年2月下旬から3月にかけて「モリコロパーク」(愛知県長久手市「愛・地球博記念公園」)にて公園管理道路内を活用した試験運用を行う予定。試験運用後半には来園者の試乗も計画しており、専用アプリを使って、走行ルート内で「Milee」を呼び出したり、実験用に設置された模擬のバス停に移動したりすることが可能だ。

今回の試験運用では、「Web.Auto」の機能の内、配車管理(「Autoware FMS」)、遠隔操縦(「Autoware Drive」)、3次元地図配信(「Autoware Maps」)を利用する。


モリコロパークでの試験運用のサービス構成

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ロボスタ編集部
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