楽天がドローンと地上配送ロボットUGVで無人配送ソリューションの確立へ 楽天ドローンと京東が連携

楽天は、日本国内で構築する無人配送ソリューションとして、京東のドローンと地上配送ロボット「UGV(Unmanned Ground Vehicle)」を導入する。注文された品物を建物の前までドローンで空輸し、UGVに載せ替えて注文者の部屋まで運搬する、といった連携も視野に入れている。同社はこのプロジェクトで中国ECサイトの大手・京東(ジンドン)と合意したことを発表した。

京東は、2016年6月に江蘇省宿遷市でドローン運営センターを設立して以来、2017年6月18日から、中国陝西省、江蘇省、海南省、青海省、広東省及び大学のキャンパスでドローン配送の運営を立て続けに行なってきた。京東は、これまで40万分以上のドローンによる配達飛行を行っており、今年の1月には、四川省広安市でのドローン配送を正式に開始している。


■動画 楽天と京東集団、日本国内の無人配送ソリューション構築に向けて連携を開始-楽天の無人配送サービスで、京東のドローンとUGVを活用へ

楽天の常務執行役員である安藤 公二氏は、次のように述べている。

「中国国内で最先端の自社配送網を保有し、ドローンとUGVを用いた配送においても実績やノウハウのある京東と連携できることを大変嬉しく思います。京東のドローンとUGVを弊社が構築する無人配送ソリューションに導入することで今後、日本の物流分野におけるイノベーションを加速させ、多くの方に利便性を感じていただけるような社会の構築に貢献していきたいと考えています」


楽天ドローンのここまでの歩み

楽天は、2016年にドローン配送ソリューションを提供するサービスを目指して「楽天ドローン」プロジェクトを開始。ドローンを使ったゴルフ場でのデリバリーサービスや、東日本大震災で流通網に被害を受けた区域のひとつ南相馬市小高区への商品配送サービスなど、企業や自治体と連携した実証実験や試験的なサービス提供を通じて実績を重ねてきた。


■楽天のドローン ゴルフ場内で配送サービス

■南相馬市での取り組み

2018年には、ドローンとUGVを組み合わせた配送実験を幕張地区で初めて実施している。楽天の専用ドローン「天空」が建物前まで配送した荷物を、UGVに積載し、注文者が待つモデルルームの部屋まで届けることで、都市部配送の普及に向けた課題点や安全性の確認を行った。


新ドローンのスペック

今回導入が予定されているドローンのスペックは、最大積載量5kg、最長飛行距離16km、最大飛行時間40分のもの、UGVはサイズ、縦171.5 cm×幅75cm×高さ160cm(高さは上部センサー含む)最大積載量50kg、最大走行時速15km/hが予定されている、また、UGVは速度制限をかけることが可能。

導入予定のドローンとUSV

両社は、合意に基づき中国国内で多くの実績がある京東のドローンとUGVを、楽天が持つドローン配送の運用ノウハウおよび専用ショッピングアプリなどのITソリューションと組み合わせることで、使用用途や場面に応じた楽天の無人配送サービス提供に向けて、連携を進めていく方針。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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