1,000種以上の風景を映す窓「Atmoph Window2」がMakuakeで資金調達開始

もし壁に窓を追加できたら、しかもそこから世界中の風景が見られたら?
そんな1つのアイデアから始まった「Atmoph Window」は、2015年6月中旬にアメリカのクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて16万ドル(約2,000万円)以上の資金調達を達成。その後、同年に日本でも「Makuake」での資金調達を実施し、目標金額100万円に対し600万円を超える支援を集めたことで注目を浴びた。
そのAtmoph Windowの新型となる「Atmoph Window2」が、Makuakeで新たに資金調達を開始した。ユーザーの意見を反映し、改良されたものとなる。
「Atmoph Window2」は、インターネットに繋ぐことで世界中の風景を見ることができる、窓の形をしたスマートディスプレイ。時刻表示・天気・カレンダー・アラームといった基本機能を搭載し、旧バージョンから約800以上のバリエーションが増えた1,000種類以上の風景を楽しむことができる。
ディスプレイはスマートフォンやジェスチャーなどで操作することができる。また、複数台購入すると、ディスプレイを繋げて一つの風景として楽しむこともできる。
風景は、スマートフォンアプリから設定するができ、朝、昼、夜、就寝時と時間帯に合わせて自動で映像を変えることができる。また、就寝時には自動でスリープにすることも可能だ。
サウンドが進化、Google Homeに対応、見守りも可能
バージョンアップにともない、風景の種類が増えただけではなく、機能も進化している。まず、スピーカーが、モノラルスピーカーからステレオスピーカーへと変更されたことで音質が格段に進化した。音質以外にも、内蔵のスピーカーが2個に増え、画面全体を揺らす振動スピーカーが搭載された。これにより、ナイアガラの滝の音や鳥のさえずりなどをより身近に感じることができるという。
また、サウンドが進化したことにより、ユーザーが好きなミュージックが聴けるようにとSpotifyに対応。Spotifyに好きな曲がない場合には、スマートフォンとBluetooth接続することで、自身のスマートフォンにダウンロードされた楽曲を再生することもできる。
また、スマートスピーカーとの連動にも対応した。スマートスピーカーを介して、風景の切り替えや音量調整をはじめとした操作が行うことができる。スマートスピーカーはGoogle Homeに対応している。
さらにオプションでカメラモジュールの搭載が可能になったことで、顔位置追従も行うようになった。顔位置追従は、センサーが顔の位置を認識、追従し「どの角度から窓を見ているのか」を把握し、風景もそれにあわせ動いていく。そのため、窓の向こう側の景色をよりリアルに、立体的に見ることができる。
カメラモジュールは、窓の向こう側の景色がより立体的に見えるだけではなく、外出先から室内の様子を見ることができるため、見守りとして活用することもできる。
ユーザーの意見を反映し改良したという「Atmoph Window2」はMakuakeから支援することができる。調達の目標金額は100万円。Atmoph Window2の一般販売価格は46,800円だが、Makuakeでは、先行50名が約21%OFFの36,800円で、それ以外の方も約15%OFFの39,800円で購入することができる。
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山田 航也
横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。