AI搭載型ロボットが介護現場での見守りや運搬などを支援 オリックス・リビングが実用化に向けてアイオロスと連携へ

有料老人ホームなど高齢者向けサービスを展開しているオリックス・リビング株式会社は、Aeolus Robotics Corporation(Aeolus社、本社:米国)と、AI搭載型サービスロボット「アイオロス・ロボット」の導入に向けた実証試験などを行うコンサルティング契約を締結したことを6月5日に発表した。

今回の提携により、オリックス・リビングが介護施設運営で蓄積した知見や課題解決のノウハウをAeolus社に提供し、実際の活用シーンに即したユーザビリティの向上を共同で行い、まずは、介護スタッフ業務支援の実証試験を開始する。

Aeolus社は、昨年11月よりオリックス・リビングが運営する施設で、物体の検知や移動、物品の運搬などの基本的な動作確認を重ねてきており、今後は見守り、運搬、緊急対応などで省人化・省力化に貢献するロボットの実用化を目指すと述べると共に、両社で、介護ロボットの開発・技術支援を通じて介護現場への普及を推進し、高齢者の暮らしの質の向上に努めていくとしている。




具体的な施策

介護従事者の日常的な業務の一部をロボットが担うことにより、「人の手による介助」の時間を増やし、入居者への介護サービス向上へつなげる。

1 介護施設の構造や設備を踏まえたロボットの性能評価と機能の向上
2 介護スタッフによるスマートフォンやタブレット端末を用いた操作性の確認
3 ロボットに代替可能な業務の洗い出しと実行に向けた検証など




アイオロス・ロボットの特徴と介護現場における想定機能

アイオロス・ロボットは、人工知能(AI)を搭載した自律型ヒューマン支援ロボットだ。空間認識機能および物体検知能力による周辺の環境地図の作成と自律走行が可能で、2本のアームを使用し物品の運搬をすることができる。


介護現場においては、物体検知能力による入居者の認識や、生体信号検知機能による発作や転倒を検知した見守りなどを検証していく。

転倒した入居者の検知



想定機能(例)
見守り 顔や体格から人物を検知し特定する、音声や動作でのあいさつ、周囲の環境情報の学習、障害物を回避しながらの目的地への移動
緊急対応 転倒など緊急事態を検知しスタッフへ発信する
運搬 目的物を検知し取りに行く2本のアームで物品を持ち上げる、物品を持った状態での保持・走行、エレベーターを使用した上下階への移動(操作・単独乗降) 

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ロボスタ編集部
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