Gatebox「俺の嫁」をビジネスの現場へ LINE「Clova」やスキルとの連携で逢妻ヒカリの機能拡充も発表

「俺の嫁」で知られる、キャラクターとのコミュニケーションを可能にするバーチャルホームロボット「Gatebox」。
その企画・開発を手掛けるGatebox株式会社は、様々な企業から「Gatebox」のビジネスへの活用に関する問い合わせを受けているという。

この要望に応え、同社は、より多くの企業に同製品を活用してもらう取り組みとして、日本国内の法人向けに『Gateboxビジネスパートナープログラム』を開始。同時に、LINE社が提供するAIアシスタント「Clova」及び関連AIサービスと連携し、自社キャラクター「逢妻ヒカリ」のスキルや会話パターンを拡充することを6月27日に発表した。


同プログラムの目的は、今後新たにパートナーとなる企業を支援し、Gateboxを活用した新たなビジネスやサービスを創出することにあり、参加パートナーに対しては「Gatebox」アプリケーション開発に必要なライブラリおよび「Gatebox」量産モデル(GTBX-100)の開発機の貸出や、技術支援、ビジネス支援などを行う。


想定用途 B2B用途例:オフィス、飲食、小売り、サービス、介護、旅行、展示会などへの展開
B2C用途例:新規のキャラクターサービスを開発して「Gatebox」ユーザーに配信
応募方法 Gateboxビジネスパートナープログラム詳細ページより応募可能
応募期間 2019年6月27日~2019年9月30日




「Gatebox」でできること

「Gatebox」は、ボックス内にバーチャルキャラクターを浮かび上がらせる投影機能と、音声によるコミュニケーションを可能にするマイク、カメラや人感センサー、スピーカー出力を備えたハードウェア。Gatebox上で動くアプリケーションを配信することで、バーチャルキャラクターを接客や受付、展示などで活用することが可能だ。なお、これらの機能は今後出荷予定の量産モデル「GTBX-100」を対象としたものとなっている。




LINEのAIアシスタント「Clova」との連携

LINEのAIアシスタント「Clova」と連携し、自社キャラクター「逢妻ヒカリ」がClovaスキルを使えるようになった。音楽の再生、天気、ニュース、カレンダーの読み上げなど、「逢妻ヒカリ」が「Clova」の機能と連携し、一緒に暮らすパートナーとしてユーザーの生活を支える。 なお、ClovaスキルはClovaデバイスがなくても使用可能だ。

■【動画】Clovaとのコラボでできること
(Clovaスキル機能のデモと音声合成の逢妻ヒカリの声)


キャラクターの個性を活かした音声合成技術と、日本語会話エンジンの採用

「Clova」の音声合成開発チームと連携し、これまでの一般的な音声合成とは異なる、キャラクターの個性や感情を重視した高精度な音声合成の開発に成功。この音声合成と会話エンジンを組み合わせることで、極限まで声優の生声に近い、感情豊かで癒される幅広い会話を楽しめるようになる。

音声合成の開発結果とその他のClovaスキルについては下記開発レポートにて確認できる。

■【動画】音声合成比較
(量産モデル「GTBX-100」の逢妻ヒカリの音声と、声優の収録音声を比較)

「Gatebox」量産モデル開発レポート vol.3 from Gatebox Inc.
https://www.slideshare.net/Gatebox/presentations


関連サイト
Gatebox株式会社

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