日本ロボット学会学術講演会を9/3~7に開催 実物大ガンダムを動かす挑戦、小惑星探査機「はやぶさ2」AI・ロボット技術の講演も

第37回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2019)が、9月3日(火)〜7日(土)に早稲田大学 早稲田キャンパスで開催される。
600以上の講演で構成される学術講演会で、ロボット制御、アクチュエータ、ヒューマノイドなどさまざまなテーマで最新技術や研究中の内容について説明が行われる。
基本的にはロボット学会の会員向けとなっているが、無料で聴講する一般化向けの「オープンフォーラム」も用意されている。

今年の講演会は、一般向けにオープンフォーラムとワークショップを行い、会員向けにランチョンセミナーや、特別講演、特別トークセッションなどを実施する。



オープンフォーラムとワークショップは無料

オープンフォーラムとワークショップ(OF)は、日本ロボット学会の会員資格、参加登録費を問わず聴講・参加することが可能で、OF以外のセッションの講演、聴講には参加登録費が必要になる。なお、ワークショップは事前の参加申込が必要な場合なものもある。事前申し込みは8月10日~17日(土)まで。
オープンフォーラムでは、東京大学の稲見昌彦氏による「稲見ERATO自在化身体プロジェクト」や、WRS(World Robot Summit)実行委員会による「2020年World Robot Summitは何を競うのか?」、東京大学の淺間一氏による「フィールドロボットの社会実装に向けた環境基盤整備とロボット政策の動向」などの講演を聴講することができる。

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■講演概要
・「稲見ERATO自在化身体プロジェクト」
稲見自在化身体プロジェクトでは超スマート社会に適応可能な「自在化身体」を構築する技術基盤を確立することを目指し,2017年10月より研究を展開している。フォーラムでは、これまでの研究活動を踏まえ、ERATOコアメンバーより、VR・ヒューマンアシスティブロボット・ウェアラブルコンピューティング・脳情報デコーディング・機械学習などを用いて、人間と情報環境との関係性を柔軟に設計する「身体性編集」に関する技法や基礎的知見について紹介する。(説明抜粋)

・「2020年World Robot Summitは何を競うのか?」
WRSでは,ロボットの競技会「World Robot Challenge」と,最新のロボット技術を展示する「World Robot Expo」を介して,世界中のロボット関係者が一堂に集まり、リアルな日々の生活、社会、産業分野でのロボットの社会実装と研究開発を加速させることを目的としている。フォーラムでは、2018年10月に開催されたプレ大会の結果報告および2020年本大会の詳細について3つの競技カテゴリーの責任者が解説する。(説明抜粋)

・「フィールドロボットの社会実装に向けた環境基盤整備とロボット政策の動向」
2011年にスタートした災害対応ロボットに関するCOCNプロジェクトは、2014年度の「災害対応ロボットの社会実装」にて終了し、その後COCN連携活動であるフィールドロボットの社会実装推進協議会として現在まで活動を継続。これまで,ImPACT,NEDOプロ等のロボット研究開発プロジェクトが進められ,これらの成果を有効に社会実装するための施策について検討を進めた。さらに,フィールドロボットの社会実装には,ロボットを如何にロバストに使えるものにするかが課題となり,福島ロボットテストフィールドなどの活用や,知能化によるロボット運用・制御の高度化の側面から検討を進めた。これらの成果報告に加え、経済産業省のロボット政策の動向について紹介する。(説明抜粋)

日本ロボット学会は学問領域の進展を目指し、研究発表と技術交流の場を専門家に提供することを目的している。毎年開催される学術講演会は国内最大規模のロボット関連学会の一つであり、今年は約1200人の参加動員を見込んでいるという。

会員向けには、一般向けワークショップやJAXA宇宙科学研究所教授 久保田 孝氏による特別講演、サンライズ「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」プロデューサーの志田 香織氏らによる特別トークセッションが行われる。


実物大ガンダムを動かすプロジェクトに挑戦する経緯

特別トークセッションではサンライズ「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」プロデューサー志田 香織氏と「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」テクニカルディレクター石井 啓範氏、早稲田大学 名誉教授「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」リーダー橋本 周司氏の3名が異なる立場から「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」のプロジェクト発想の経緯、実現への過程などについて「感動の創造」という視点で紹介する。



「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」は「実物大ガンダムを動かす事に挑戦する」をコンセプトに、世界中から幅広くアイデアやプランを募集し、日本が軸となってグローバルなプロジェクトを推進してきた。オープンイノベーションを通じて様々な意見、智慧と技術を取り入れながら、一つのプランへと集約。基本設計から実施設計、検証実験を重ねて、いよいよ2020年、横浜「山下ふ頭」で実物大18mのガンダムが動き出す。


「はやぶさ2」の開発で得られた人工知能をはじめ、ロボット技術も概説

特別講演では、JAXA宇宙科学研究所教授 久保田 孝氏が「新たな挑戦,小惑星探査機「はやぶさ2」のAI・ロボット技術」と題し、小惑星探査機「はやぶさ2」のミッション概要を紹介する。特に、「はやぶさ2」探査機の開発を通じて得られた人工知能をはじめ、最先端のロボット技術について概説するとともに、困難を乗り超えるために必要なプロジェクトのマネジメントについても触れる。さらに,今後の月惑星探査の展望について紹介する。 

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ロボスタ編集部
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