NTTドコモが通信品質の最適化にAI導入へ 5Gに時代に向けて品質改善従業者のノウハウをAIが学習

NTTドコモは5G時代におけるさらなる快適な通信の提供へ向けて、2020年3月末より、ドコモの通信品質の最適化業務にAIを導入することを発表した。人では気づきにくいわずかな通信品質の劣化や未知の問題も、AIが検出することができるようになるという。

今回導入するAIはエリクソン・ジャパンと共同で開発。AIによる品質最適化により、さらにつながりやすく安定したモバイル通信の提供が可能になる。今後は段階的にAIによる自動化を進め、通信品質最適化業務の完全自動化をめざす。


安定した通信=技術者が現地調査

ドコモは通信トラフィック情報や品質調査の情報を多面的に分析することで、通信品質の最適化を行っている。これまで、通信環境の変化やユーザーの利用形態による変動に対応するため、通信品質の改善に携わる技術者(以下、品質改善従業者)が現地調査や通信品質の分析、改善策立案などを行い、高いスキルとノウハウで安定した通信を実現していた。


品質改善従業者のノウハウをAIが学習

今回の取り組みは品質改善従業者のノウハウをAIが学習し、通信品質に関わるデータの分析や、問題があるエリア・通信品質低下の要因特定などをAIが行うことで、さらにつながりやすく安定したモバイル通信の提供をめざすもの。

通信品質の最適化のノウハウを学習したAIは、全国の通信品質を即時に把握し、1,000項目以上のデータを同時に分析することができ、人では気づきにくいわずかな通信品質の劣化や未知の問題を検出することが可能。全国にAIを導入することにより、品質最適化のノウハウを均一化することができ、全国のネットワークを網羅的に品質改善できるようになるという。


5G時代はユーザーニーズの多様化を予想

5G時代には、ネットワークの複雑化や通信トラフィックの増大、お客ニーズの多様化が予想される。今後は、AIで未来の通信トラフィックを予測するとともに、ドコモで蓄積された多種多様な改善手法をAIに学習させ、AIが導き出した適切な対策を実施するところまで一気通貫で行うことで、ネットワーク品質最適化業務の完全自動化をめざす。AIの自動化により品質改善従事者はネットワークのコンサルティングなど、より複雑で高度な品質改善業務に対応が可能となる。



なお、2019年12月より全国主要都市で実施しているトライアル運用では、AIの問題検知の結果から品質改善従事者が適切な対策手法を抽出でき、AIを導入したネットワーク品質最適化が顧客の通信品質のさらなる向上につながることを実証した。

ドコモは今後も、ネットワークの複雑化やユーザーの多様なニーズに対応し、さらに快適で信頼性の高い通信サービスを提供していくとしている。

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NTT Docomo

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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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