装着型ロボットスーツ「HAL」で身体機能のトレーニング事業を展開 CYBERDYNE、IWA JAPAN、I&Hが「MOVETEX」設立へ

一般社団法人IWA JAPANは、業務提携関係のI&H(阪神調剤グループ)とCYBERDYNEの三社共同出資で、新会社「MOVETEX株式会社」(ムーヴテクス)を設立することを発表した。

MOVETEXは四ツ谷ロボケアセンターの運営に加え、アスリートのパフォーマンスアップ、子ども達の運動神経向上、その他利用者の身体機能のコンディショニングを事業目的としている。身体の一部に障がいのある人、脳梗塞、脊髄損傷などの後遺症でリハビリを受けたい人のプログラムも用意する。

MOVETEX公式サイトの動画からキャプチャー。「ロボットスーツ」や「HAL」はCYBERDYNEの登録商標


CYBERDYNEの装着型サイボーグ「HAL」を活用

今後の事業展開は、2020年4月1日に東京都千代田区に、四ツ谷ロボケアセンターとしての機能を持った新施設「四谷パフォーマンスフィールド」をオープン。CYBERDYNEの装着型サイボーグ「HAL」を使用し、子どもからシニアまでの幅広い年齢の利用者や、アスリートから運動を始める方まで様々な目的を持った利用者に向けたプログラムを提供する。また、CYBERDYNEのサイボーグ化技術を使い、従来のトレーニングでは難しかった指導方法を可能にするプログラムを、より多くの利用者を対象に提供できるようにする。





四ツ谷ロボケアセンターはどんな施設?

「四ツ谷ロボケアセンター」では、CYBERDYNEが開発したロボットスーツを使用し、障がいを持っている人や加齢などにより身体機能が低下した人向けのトレーニングプログラム「Neuro HALFIT」と、脳神経系を強化・調整するアスリート向けのパフォーマンス向上プログラム「IWA式Neuro HALプラス」を展開している。

「Neuro HALFIT」は装着型サイボーグ「HAL」による脳神経・筋系の機能の改善を促すプログラム。従来のリハビリとは異なり、神経伝達の強化を促す「HAL」を用いた新しい「Neuro HALFIT」により脳卒中や脊髄損傷などによる後遺症からの改善が中々できなくなってしまった人でも更なる改善が期待できる。

「IWA式Neuro HALプラス」は脳神経・筋系のパフォーマンスの向上、筋肉の収縮と弛緩の最適なタイミングやバランスの調整などにおいて優れた効果が期待できるプログラム。ロサンゼルス・ドジャースの前田健太選手をはじめ、テニス、ゴルフ、スノーボード等、各競技のトップアスリート達が「IWA式Neuro HALプラス」を体験しており、プログラム終了後に走力や跳躍力、スウィングスピード、球速の向上などを実感しているという。





四谷パフォーマンスフィールドはどんな施設?

MOVETEXの最初の取り組みとして同社は2020年4月1日に東京都千代田区に、四ツ谷ロボケアセンターとしての機能を持った新施設をオープンする。グループ指導、個別指導に対応した全5フィールドを含む「四谷パフォーマンスフィールド」ではHALを使用し、子どもからシニアまでの幅広い年齢の利用者や、アスリートから運動を始める方まで様々な目的を持った利用者に向けたプログラムを提供する。


Neuro HALFIT

身体の一部に障がいのある人、脳梗塞、脊髄損傷などの後遺症でリハビリを受けたい人向けのプログラム。脳卒中や脊髄損傷の後遺症により、自力で立つ・歩くなどの運動が困難になった方の身体機能の改善を目指す。また、従来のリハビリで効果を感じなくなってしまった人にも、更なる改善が期待できる。


画像はMOVETEX公式サイトから引用


「IWA式 Neuro HALプラス」のアスリート向けプログラム

「For Athlete」はパフォーマンスを向上させたい、イメージ通りに身体を動かしたい、アマチュアからプロを目指したいアスリート向けのプログラム。HALの特徴を活かし、使いたい筋肉を正確に使い、力を入れる必要のない筋肉は脱力するといった筋出力の最適化を可能にする。


画像はMOVETEX公式サイトから引用


「IWA式 Neuro HALプラス」の子ども〜学生向けプログラム

「For Junior Athlete」は、運動神経・センスを向上させたい、苦手な運動を克服したい、将来トップアスリートを目指したいといった子ども〜学生向けプログラム。運動のセンスに磨きをかけ、将来スポーツ界で活躍する選手を育てることを目指す。また、苦手な運動を克服したい子どもにも効果が期待できる。


画像はMOVETEX公式サイトから引用


IWA式 Neuro HALFITのシニア向けプログラム

思い通りに身体が動かなくなるのは、筋力だけでなく脳神経系のパフォーマンスの低下によるものだと考えられるという。同プログラムでは自立した生活を送る上で重要な動きを指導。いつまでも自立自走がしたい、転倒・怪我予防をしたい、つらくない運動がしたいというシニア向け。


画像はMOVETEX公式サイトから引用


ライフスタイルを向上させたいユーザー向けの「IWA式 Neuro HALFIT」

姿勢が悪い、最近運動不足という実感がある人に向けた、より快適で、健康的な生活を送るための身体機能向上プログラム。生活の質を向上させたい、健康的な生活のための身体能力を高めたい、姿勢を改善したいといった幅広い層のユーザーが受けることができる。


画像はMOVETEX公式サイトから引用


新会社設立の経緯とMOVETEXの由来

IWA ACADEMYを運営し、ジュニアからアスリートまで高いレベルのトレーニングサービスを提供しているIWA JAPANと、装着型サイボーグHALを開発するCYBERDYNEは、2019年11月に業務提携し、2020年1月に上記のトレーニングプログラム「IWA式Neuro HALプラス」を開発。

このプログラムと、一般向けプログラム「IWA式Neuro HALFIT」、子ども向けプログラム「IWA式Neuro HALプラス For Junior Athlete」を拡充するために、調剤薬局業界大手で全国に540店舗以上の薬局を展開し、高い店舗開発力と全国各地での地域貢献力を擁し、医療関係事業の発展に貢献しているI&Hが新たに参画。三社のリソースを出し合い、健康・スポーツ分野の発展、健康寿命の延伸、広くは社会への貢献のために新会社設立に至った。




■新会社概要(プレスリリースより引用)
会社名: MOVETEX(ムーヴテクス)株式会社
本社: 東京都千代田区六番町1-15六番町プレイス
役員:
代表取締役会長: 岩崎 英毅 氏(I&H株式会社 取締役 インキュベーション事業本部 本部長)
代表取締役社長: 内田 康貴 氏(一般社団法人IWA JAPAN 代表理事、株式会社B-creative agency 代表取締役)
取締役: 峯村 行雄 氏(I&H株式会社 執行役員 インキュベーション事業本部 副本部長)
取締役: 渡辺 駿英 氏(一般社団法人IWA JAPAN Marketing & PR DIRECTOR、株式会社B-creative agency 取締役)
社外取締役: 安永 好宏 氏(CYBERDYNE株式会社 取締役 営業部門本部長)
監査役: 松下 修三 氏(I&H株式会社 取締役 管理本部 本部長)

会社名由来:テクノロジー(Technology)、スポーツ(Sports)を掛け合わせ、TECH +SPORTS→TECHS→「TEX」、我々はテクノロジーとスポーツ(=TEX)を多くの人に提供し、装着型サイボーグHAL®よって感動(Movement)体験をしてもらいたい。それが我々、MOVEMENT TEX→MOVETEX(ムーヴテクス)株式会社。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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