英会話AIロボット「Musio」のAKA、天貝佐登史氏が取締役専務に就任 ヘルスケア分野にも進出へ
「一家に1ロボット」時代の実現を目指し、人工知能エンジン及び人工知能ソーシャルロボットを開発しているAKA株式会社は、指静脈認証技術を基盤としたセキュリティシステムの提供を行う、株式会社モフィリアの、代表取締役社長 天貝佐登史氏が取締役専務として就任したことを、2020年6月16日に発表した。
AKAは、これまで、AIロボットMusioによる英語教育分野に注力してきたが、同氏の就任により、ヘルスケア(認知症の予防・診断)の分野にも本格的に進出するとしており、今秋発売を予定している日本語会話エンジン「Muse J」と、シニアを対象とした認知症予防と認知能力向上プログラム「ReSmart」を搭載したAIロボット「Musio S」のさらなる開発を進めて行くと述べている。
取締役専務 天貝佐登史 氏
1979年 東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学(人工知能)専攻修了後、ソニー株式会社入社。1992年 アメリカにてエレクトロニクス商品の企画に携わり経営企画VPに就任。帰国後は本社国際人事部長やR&D人事部長を経て、エンタテインメント・ロボットカンパニーのプレジデントとして世界初のペットロボット「aibo」や自立型二足歩行ロボットの先駆けとなる「QRIO」の開発・生産、マーケテイングなど多岐にわたり携わる。
その後、本社コーポレイトプレジデント室長時に、FVA(静脈認証)事業を支援するインキュベーションを行う。2010年12月、同事業のMBO(マネジメント・バイアウト/経営陣買収)により株式会社モフィリアを設立、代表取締役社長就任し、高精度の指静脈認証の実用化を推進してきた。
1979年3月 | 東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学(人工知能)専攻 修了 |
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1979年4月 | ソニー株式会社 入社 |
1992年9月 | ソニーエレクトロニクス(アメリカ)商品企画、経営企画VP |
1997年9月 | 本社国際人事部長、R&D人事部長 |
2000年4月 | エンタテインメント・ロボットカンパニー・プレジデント(aibo、QRIO) |
2006年3月 | 本社コーポレイトプレジデント室長 |
2007年2月 | FVA(静脈認証)事業開発室長 |
2010年12月 | 株式会社モフィリア創業、代表取締役社長 |
AKA 代表取締役 Raymond Jung 氏
人工知能とロボット開発の第一人者でもある天貝氏が、人工知能技術とロボットで人間の知的能力をサポートし、人類社会が直面している問題を解決することで世界をより豊かにしていくというAKAのビジョンに賛同し、加入してくれたことに多大なる感謝と責任を感じています。
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