【速報】県をまたぐ移動制限解除 どれくらいの人が県外へ移動したのか? NTTドコモ「モバイル空間統計」で県間移動人口を公開

週末はどれくらいの人が県外へ移動したのか?
都心から人気の県はどこ?

NTTドコモは、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みをもとに作成する「モバイル空間統計」の最新情報を公開した。「モバイル空間統計」はドコモの携帯電話基地局の情報から、リアルタイムで地域別の人口や、他県へ移動した人口などを分析することができる。
現在は、新型コロナウイルス拡大防止の観点から、最短1時間前、過去24時間分の人口分布が把握できる「モバイル空間統計 人口マップ」を無償で提供している。

そこで、今最も気になるのは「6月19日(金)に全国の県間移動が解除されたことによって、どの程度、県外移動が行われたのか?」ということだろう。解除された最初の週末、20日(土)と21日(日)、人の流れがどのようになったか、このツールを用いて分析したデータを見てみよう。


主に1~2割程度の増加にとどまる

結果からいえば、県間移動の自粛を呼び掛けていた前週と比較して、増えてはいるものの、主に1~2割程度の増加にとどまっていると分析。
沖縄県については東京や大阪からの流入人口が約6割も増加しているものの、流入人口の絶対数としては多くないとした。



感染拡大前との比較

ドコモは「モバイル空間統計」のホームページで、「新型コロナウイルス感染症対策特設サイト」を開設し、都道府県別(駅などの主要地点別)に人口の増減を公開している。
特設サイトの日本地図のイラストを見ると各県の主要地点別に、感染拡大前と昨日とを比較した人口が表示されている。例えば、6/21時点の東京を見ると「東京駅」「大手町」「丸の内」、他には「新宿駅」「渋谷センター街」などの感染拡大前の比較を確認できる。「東京駅」が「-51.7」であれば、感染拡大前と比較して半分の人口しか回復していないことを示す。

「東京駅」の数値は「-51.7」。感染拡大前と比較して半分の人口しか回復していない

東京をクリックすると、東京の主要計測地点の数値が確認できる。また、感染拡大前との比較だけでなく、緊急事態宣言前比(-45.9%:東京駅)、前年同月比(-50.8%)、前日比(-13.1%)などが確認できる。




人口移動の増加状況(流入)

県間移動の状況に話を戻そう。ドコモが公開したPDFファイル「都道府県をまたぐ移動自粛解除後の県間移動人口分析」では、様々な都道府県を対象に人口の流入と流出が確認できる。例えば、北海道、千葉、東京、神奈川、長野であれば以下の通り。長野の流入が前週と比較して増加率が高い(約56%増)ことがわかる。


また、山梨県も「64%」増と高い数値となっている。


詳細な最新データはダウンロードで入手できる

ドコモはこれらの情報をPDFで、また、ユーザーが独自に活用できるようにExcelファイルでもダウンロード提供している。興味がある人は確認してみるとよいだろう。(新型コロナウイルス感染症対策特設サイト)

「関連データ(人口増減率の推移等)をダウンロード」クリックして、各種全国の人口増減データがダウンロードできる。

PDFは「都道府県をまたぐ移動自粛解除後(2020年6月19日以降)の県間移動分析レポート」、Excelファイルは「都道府県をまたぐ移動自粛解除後(2020年6月19日以降)の県間移動分析レポート」をクリックしてダウンロードする。

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神崎 洋治
神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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