インターメディアプランニング(以下、IPI)とNTTドコモ(以下、ドコモ)は、IPIが提供する雑談対話サービス「かたらい」をSlackで利用できるSlackアプリをドコモが開発し、2020年8月20日(木)からIPIより提供開始することを発表した。
同アプリの利用にはインターメディアプランニングIPIから提供されている雑談対話サービス「かたらい」のベーシックプランもしくはエンタープライズプランの契約が必要。雑談対話サービス「かたらい」の契約者であれば無料で利用できる。
投稿内容に反応して雑談や言葉遊びを披露
一般的に組織内での雑談はチームに対する安心感や、メンバー間の信頼関係を深めたりする上で重要だとされている。一方で、昨今のリモートワークの普及に伴い対面での雑談の機会が減少し、チャットツール上での雑談の活性化が求められている。
同アプリはSlackにインストールできるアプリとしては初の(IPI調べ)チャンネル内での雑談を活性できるアプリケーション。雑談用チャンネルにアプリを追加するだけで、利用者の投稿内容に反応して雑談や言葉遊びを披露したり、なぞかけやクイズを自動で投稿することで、メンバーの投稿を促進し、相互コミュニケーションの活性化が期待できる。また、「かたらい」にはどんな話題にも応答できるよう4,000万以上のシナリオがあらかじめ用意されているため、利用者が雑談用シナリオをセットアップする必要がなく、すぐに利用できる。
同アプリをトライアルで利用した人にアンケートを実施したところ、「メッセージを送信したくなった」「業務の息抜きになった」などの項目で高い評価が得られたという。このことから、アプリを利用することでメンバーが雑談チャンネルへリフレッシュも兼ねて気軽に書き込めるようになり、組織内のコミュニケーション活性化が期待できる。
今後は同アプリ利用者の反応や利用状況などの検証を行い、さらなる機能追加を検討。また、Slack以外のチャットツールへも展開していく予定。IPIとドコモは同サービスの提供を通じて、人々の豊かなコミュニケーションを推進していくとしている。
「かたらい」Slackアプリ機能
・投稿内容の返答
チャンネルへ投稿されたメッセージの内容に応じて、自然な返答を投稿する。
・投稿内容に含まれるキーワードを拾った言葉遊び
投稿内容に含まれるキーワードをときどき拾って、言葉遊びを投稿する。
・なぞかけやクイズの自動投稿
チャンネルを盛り上げるために、なぞかけやクイズなどのコンテンツを自動で投稿する。
Slackでの利用手順
通常のSlackアプリと同様の手順でインストールできる。
1.App ディレクトリの検索ボックスに「かたらい」と入力し検索
2.アプリのアクセス権限を確認し、ワークスペースにアプリをインストール
3.利用したいチャンネルにアプリを追加
4.スラッシュコマンドからAPIキーを登録
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。