AIが心のカウンセリングをするスマホアプリ 『SELF MIND』 会話するほど利用者の特徴を学習し、ストレスケアの流れをリード

近年、社会環境は大きく変化し、急速なSNSの普及に反して個人単位での孤独やストレスが社会的な問題となっている。しかし、現在の日本においてカウンセリングは一般的に普及しているとは言えない状況。障害の1つはそのコスト。一般的に医療機関でカウンセリングを受ける場合、料金として1回あたり約1万円前後がかかると言われている。例えば1週間に1回のカウンセリングを実施した場合、月あたり約4万円がかかることになり、利用者側の負担が非常に大きくなってしまう。
この課題に対し、SELF株式会社はAIとの会話を用いたカウンセリングを目的としたアプリ『SELF MIND』(iosのみ、Androidは対応していない)をリリースしたことを発表した。




『SELF MIND』3つの強み

『SELF MIND』はAIとの会話を用いたカウンセリングを目的としたアプリ。カウンセリングAIとの会話セッションにおいて得られた情報のうち、重要と推定される情報については自動でその日の記録として保存され、利用者は自分自身を客観的に観測することが可能。AIは会話するほど利用者の特徴を学習し、それに基づいた会話展開を行うよう進化していく。さらに学習するとAIが利用者に合わせてストレスケアの流れをリードしてくれるという。費用は月額860円。リリース記念として2020年10月末日まで登録後14日間は無料で利用できる。


1.会話AIの心理的安全性

対話相手が人間の場合、それが友人やセラピストであれ、それ以降の付き合い・人間関係が存在する。「自己開示」はメンタルヘルスにとって重要ながら、自分のことをあけすけに全て打ち明けることは、多くの人にとってためらわれるもの。しかしAI相手であれば、そういったことを気にする必要なく、文字通り「誰にも話せない」ことを気軽に話すことができる。





2.セミオート・ダイアリー

カウンセリングAIとの会話セッションにおいて得られた情報のうち、重要と推定される情報については自動でその日の記録として保存される。利用者はカウンセリングAIと会話をするだけで、現在までの自分自身を客観的に観測することが可能。また自らの手で日記を書くことも可能で、AIが必要と判断した場合には、日記を書くことを提案する。





3. 24時間、いつでも手軽に

『SELF MIND』はスマートフォンアプリのため、立ち上げるだけで毎日のケアを実践することができる。こまめなケアが可能になることで、アプリにも応用されている「認知行動療法」の効果をより高めることができる。


関連サイト
SELF MIND公式サイト


メンタルヘルスケアの必要性の高まり

近年、社会環境は大きく変化し、急速なSNSの普及に反して個人単位での孤独やストレスが社会的な問題となっている。また、それは「新型コロナ」や「突発的な自然災害」などによって増幅され、見えない形で、しかし確実に人々を苦しめている。特に日本においては、メンタルヘルスケアに対する意識がアメリカをはじめとした諸外国と比べ著しく低いことが分かっている。

メンタルヘルスケアのアプローチとして考えられる従来の手法として「カウンセリング」が挙げられる。しかし、現在の日本においてカウンセリングは一般的に普及しているとは言えない状況。障害の1つはそのコスト。一般的に医療機関でカウンセリングを受ける場合、料金として1回あたり約1万円前後がかかると言われている。例えば1週間に1回のカウンセリングを実施した場合、月あたり約4万円がかかることになり、利用者側の負担が非常に大きくなってしまう。



さらには、料金をたとえ安価にできたとしても、医療機関側が経営を成り立たせるためには多くの利用者を抱える必要が発生し、その結果一人一人に対する綿密なケアとの両立が難しく、つまりは構造的ジレンマを抱えていることが浮き彫りとなる。逆に言えば、利用者の負担を減らしつつも、カウンセリングの質を落とさない、こういった状態やサービスが実現できれば、メンタルヘルスケアの大きな一歩となると言える。こういった課題に対し、SELFは『SELF MIND』による「1日5分、こころケア」を提案する。


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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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