AI搭載の防犯カメラで実績を持つアースアイズ株式会社は、2020年9月に経済産業省が推進する「IT導入補助金2020」のIT導入支援事業者として認定された。今回、「IT導入補助金2020」対象サービスに、万引き犯の不振行動を事前に探知するAI搭載防犯システム「AI 大魔神」が加わったことを発表した。(上の画像はYouTubeより引用)
中小企業・小規模事業者の生産性向上のため、業務の効率化や売り上げ拡大のために導入する IT ツール(ソフトウェアやアプリ、サービス等)導入のための経費の一部を補助するべく経済産業省が推進する一般社団法人サービスデザイン推進協議会が運用している事業。IT 導入におけるサービス全てが補助金の対象になるわけではない。IT導入支援事業者として認定された企業およびサービスのみが対象となる(審査は年度毎に行われる)。正式名称は「サービス等生産性向上 IT 導入支援事業費補助金」
補助金対象事業者はIT導入支援事業者の対象サービスを導入する中小企業・小規模事業者等(飲食、宿泊、卸・小売、運輸、医療、介護、保育等のサービス業の他、製造業や建設業等も対象)。
三位一体の万引き防止サービス
「AI 大魔神」は万引きシステムとロス削減コンサルティング、安心補償サポートが1つになった三位一体の万引き防止サービス。価格はオープン。
万引き探知システム
AIサーバーが店内に設置されたカメラ(最大16台制御可能)と連携して万引き犯特有の動き(代表的なものは「キョロキョロ」「うろうろ」など)を探知。店員のスマートフォンに通知を行い、店員が声かけを行うことで万引きを未然に防ぐことができる。ハードウェア本体はサーバー型なので、店舗に既存のIPカメラを活用可能。「エコバッグ万引き」や社内不正の探知も可能。
ロス削減コンサルティング
アースアイズのコンサルタントが店舗を分析。ロス率を下げ、利益効果を出す最適なソリューションを導き出す。
安心補償サポート
システム導入から運用、補償までしっかりとサポート。不審行動を探知出来なかった場合1件3万円、年間30万円まで補償する。
かんぽの宿 ロビーや大浴場の混雑状況を利用者が確認できるソーシャルディスタンス・AIカメラを導入 アースアイズが開発
利用者がスマホで混雑状況を確認できる「ソーシャルディスタンスカメラ」日商エレとアースアイズ
「AI 大魔神 万引き防止パック」の提供背景
アースアイズの製品は「人の動きを骨格化」し「奥行も把握する3D」で捉える技術を持っており、人の大きさも含めて動きを正確に捉えることができる。これに長年蓄積してきた万引き犯が事前に行う不審行動のデータベースと心理学的要素を組み込むことで、AIがそれらの動きをした場合に探知してスマートフォンへ通知するまでを実現している。
アースアイズの万引き探知システムのカメラは、第一世代から第三世代までで現在約3,000台のカメラが稼働し実績を残している。2020年春新型コロナウィルスにより世界が一変したが、生活に困った人々が万引きをするようになり、またそれがしやすい「エコバッグ万引き」も増加した。そこで疲弊する小売店を応援するべく、リーズナブルで効率の良い「AI 大魔神 万引き防止パック」の提供を開始することとなった。
AI 大魔神
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。