善光総合研究所 神奈川県の介護ロボット導入支援の二次募集を実施 入所型・見守り区分の介護事業所を対象

株式会社善光総合研究所(以下「善光総研」)は、神奈川県が実施する「令和7年度介護ロボット実用化促進事業」に協力する県内介護事業所の二次募集を2025年9月3日(水)より開始した。本事業は、介護事業所が抱える生産性向上や被介護者のQOL向上の課題を解決するため、最適な介護ロボットを導入し、その効果を検証することを目的としている。

 

二次募集の概要と応募要件

今回の二次募集では、入所型・見守り区分の介護事業所を対象に、夜勤職員の負担軽減などをテーマに12件の提案を募集する。
導入予定の機器はパラマウントベッド株式会社の見守り機器「眠りSCAN」など。なお、導入経験がある場合も応募可能となっている。

募集期間は2025年9月3日(水)から9月16日(火)17時までで、応募はパターンA、B、Cのいずれかを選択して申請する。パターンCは今回新設された区分で、1施設につき1エリア・フロアを選定しての申し込みとなっている。応募申請書は善光総研が受託する神奈川県介護ロボット実用化促進事業事務局宛てにメールで提出する必要がある。

 

導入支援の内容と実施体制

選定は外部有識者による書面審査等で行われ、採択された介護事業所には介護ロボットの導入支援が提供される。善光総研の介護ロボットコンサルタントがプロジェクトチームの組成や現場説明、課題整理、リスク抽出を支援し、導入期間中は研修や助言を実施する。導入後はデータ分析や生産性向上推進体制加算の取得支援、さらなる活用に向けた助言も行う。支援費用は予算の範囲内で決定される。

 

善光総研の事業展開とDX推進

善光総研は、介護事業のDX推進を目的に、社会福祉法人善光会の知見を活かしたDXプラットフォーム事業「SCOP」を展開している。SCOPでは介護業務支援システムの提供や経営・DXの伴走支援、スマート介護士試験による人材育成を行い、行政機関や地方自治体、海外にもサービスを拡大中である。

 

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杉田 大樹

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