東京都「5G技術活用型開発等促進事業」スタート 「AI・ロボティクス」など5G活用製品やサービス開発を支援 TISらが選定

東京都はスタートアップ企業等による「新しい日常」に寄与するような5G技術を活用したイノベーションの創出や新たなビジネスの確立を促進するため、「5G技術活用型開発等促進事業」を2020年10月07日より実施している。

同事業は東京都と協働してスタートアップ企業等を支援する事業者(開発プロモーター)を決定し、5G技術を活用したスタートアップ企業等への支援するというもの。開発プロモーターとして選ばれたのはTIS株式会社、株式会社クリーク・アンド・リバー、プロトスター株式会社の3社。

開発プロモーター3社は、5G技術を活用した新たな製品・サービスを開発する都内スタートアップを選定し、他の事業者等と連携しながらスタートアップが開発を行う上で必要となる支援を実施。また、採択期間(最長3ヶ年度)を通して1者あたり5社以上の都内スタートアップを支援していく。

東京都は開発プロモーターの事業成果に応じ、協定金を支払う。また、開発プロモーター間のネットワーキングやメンタリング、勉強会等の実施等の支援も行う。(協定金は
開発プロモーターが設定するKPIの達成状況および、事業全体の成果をKPI評価委員会において評価し、その評価に連動して支払額が変わる。協定金の上限は初年度8千万円、次年度以降1億1千万円(予定)。


TIS

TISは「5G関連スタートアップが革新的な製品・サービスを持続的に創出するプラットフォームの形成」をテーマに、自社で強みを持つ領域である「ペイメント」「AI・ロボティクス」「VR/AR(XR)」「データ分析」「プラットフォーム」などの技術と、スタートアップが持つ独自技術を組み合わせ、5Gを活用した新しいイノベーション、ビジネスの創出を目指す。また、これまで多くのスタートアップ企業との協業で培ってきた事業化ノウハウをもとにスタートアップ企業のインキュベーションや育成も支援していく。

<同事業でTISが目指す5G技術の活用イメージ>

・5G×「ペイメント」「データ分析」:VR空間での新たな購買体験
多人数でのショッピング、商品の試着、店員や同行者とのリアルタイムでの会話などの従来のECでは表現できない体験を提供する

・5G×「VR/AR(XR)」:超高速・低遅延を活かした没入感の高い遠隔体験
8Kマルチアングルのような高画質・大容量映像をリアルタイム配信し、観光、スポーツ観戦、イベント参加などの体験を遠隔でインタラクティブに実現する

・5G×「AI・ロボティクス」:大容量映像伝送とAI画像解析を活かしたロボット制御
ロボットや監視カメラなどのIoTデバイスから遅延なく伝送される高精細な映像をリアルタイムでAI画像解析することで、より高度なロボット制御を実現する



クリーク・アンド・リバー

クリーク・アンド・リバー(C&R)は「『事業を加速する空間』を梃子(てこ)にした5G関連スタートアップの量産」をテーマに、VR/ARや大容量映像伝送システム、自動運転関連等、5G技術を活用した新たな製品・サービスを開発する都内スタートアップを選定し、他の事業者等と連携しながらスタートアップが開発を行う上で必要となる支援を実施する。


プロトスター

プロトスターの事業テーマは「“新しい日常”を加速させる5G技術関連の新市場が継続的に生まれるエコシステムの構築」(重点テーマ:「エンタメ」、「ヘルスケア」、「ワークスタイル」)。支援スタートアップの想定分野例はVR/ARを用いた医療コミュニケーション、企業研修等。

いずれの企業も、支援するスタートアップの想定分野例は今後の選定の状況により変更する可能性がある。また、スタートアップの選定方法は開発プロモーターごとに異なる。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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