河川護岸の劣化点検にドローンを活用 GPSなしでも自律飛行が可能 空撮画像はAIが解析、自律制御システム研究所らが成果を発表

株式会社自律制御システム研究所(以下、ACSL)と八千代エンジニヤリング株式会社は、神奈川県横浜市鳥山川を対象とした、ドローンによる護岸の劣化点検に関する実証実験を2020年10月6日(火)に実施したことを発表した。

今回の実証実験では、AIによる画像解析に最適な護岸の近接等距離正対空撮画像撮影のために、非GPS環境下でも自律飛行可能なACSLの小型ドローンMiniが使用された。結果は以下の通り。同実証により、河川護岸の劣化点検へのドローン活用は、従来の人が行っていた点検を効率的にすることが可能であるという結果が得られたとしている。


実証実験では非GPS環境下でも自律飛行可能なACSLの小型ドローンMiniを使用

鳥山川でのドローン自律飛行の様子。人が近接正対で撮影が難しい場所での撮影に成功

1.人が近接正対で撮影できない、アクセスできない護岸において、ドローンの自律飛行により効率的に点検画像の空撮ができた。

2.GPSの精度が低下するコンクリート三面張りの護岸において、Visual SLAM技術による自己位置推定を用いることで、点検画像が取得できた。

3.空撮した点検画像は八千代エンジニヤリングが開発したAIにより、コンクリートの劣化診断(ひび割れ、目地開き等)が可能。


護岸の劣化点検に関する課題

河川護岸の点検や劣化診断評価は国土交通省の要領に則り実施することになっている。この点検は点検技術者による近接目視点検が前提となっているため、管理区間が長い、都市河川ではアクセスが困難な箇所も多い等で膨大な手間を要したり、点検技術者の経験や力量によって調査結果がバラついたりという課題がある。

この課題を解決するため、八千代エンジニヤリングは横浜市とドローンによる空撮とAIの画像解析による効率的な護岸点検を目的に「河川管理の効率化に向けた共同研究」を実施している。今回の実証実験では、AIによる画像解析に最適な護岸の近接等距離正対空撮画像撮影のために、非GPS環境下でも自律飛行可能なACSLの小型ドローンMiniが使用された。


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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