
韓国のサムスンは「CES 2021」で、家庭でユーザーの生活を支援するAIアシスタントロボット「Bot Care」と、家事を手伝ってくれるAIロボット「Bot Handy」のコンセプトモデルを動画で公開した(動画はこの記事の末尾に掲載)。機能や構造の詳細、製品化の予定等は未発表。
AIアシスタントロボット「Samsung Bot Care」
家事支援AIロボット「Samsung Bot Handy」
「Bot Care」
「Bot Care」はいわゆるリマインダー機能を持った会話ロボット。移動機構を持ち、開閉式のディスプレイを内蔵している。
コンセプト動画ではユースケースとして、怪我で自宅療養中ながらずっとパソコンを使用しているユーザーに「少し休んだ方がいいですよ」と助言。ユーザーのスケジュールからビデオ会議が始まる時間を理解して内蔵のディスプレイを開き、ビデオ会議を開始したりするシーンが紹介されている。
「Bot Handy」
「Bot Handy」は、AIがカップやお皿などを物体認識し、物体に応じて対応できる。身長を変えることができて、移動機構も装備しているようだ。動画では、流しでお皿等を認識し、ロボットハンドで掴んで食洗機に移動させたり、洗濯物を洗濯機に入れたり、ワインをグラスに注ぐ様子などが紹介されている。
物体の材質に応じて、持ち方を変えたり、やさしく持つ機能などを装備するようだ。
なお、サムスンは2019年のCESからロボットを発表しているが、製品化は実現していない。(「Bot Care」は医療分野向けだったと記憶している。
■動画[CES 2021] Next Generation Robotics | Samsung
CES 2021で公開したサムスンの全編動画はこちら。
■動画
関連記事
CES 2021 関連記事 (ロボスタ)
CES 2021 関連記事 (ロボスタ)
この記事を読んだ人におすすめ
-
【速報】ソニーがαシリーズを搭載可能なドローン「Airpeak」を「CES 2021」で発表 「VISION-S」を空撮した映像も公開
-
ソニーの電気自動車「VISION-S」の開発は公道テストのフェーズに!オーストリアでの公道走行テストの動画を公開【CES 2021】
-
AIペット型ロボット「もふりん」 CES2021の最高評価「Best of Innovation Award」を受賞
-
未来のクルマは都会の空を移動する? GMが「空飛ぶクルマ」eVTOL機のコンセプト動画を公開 CES 2021の基調講演で
-
自撮り動画をバーチャルメイク/美顔/美肌/小顔に加工できるアプリ『YouCam Video』 おしゃれヘアカラーにも対応
-
ソニーがザラ・ラーソンのライブを「360 Reality Audio」で公開へ CES 2021でエコシステムの拡充を発表
-
Sotaの案内情報をスマホで持ち帰り、リモートで保守も可能に「AMARYLLIS」 新バージョンが8月5日から販売開始
-
ヒト型ロボット「知的システムの実現への構成的アプローチ」人間らしい会話と社会での共生「石黒共生HRIプロジェクト」成果発表
-
車輪で移動する子どもアンドロイド「ibuki」で挑む3つの人間性 移動の感情表出/GANによる動作の自動生成/手つなぎ移動の効果
-
シャープが東京都の感染症対策に向けた実証に参画 実際の宿泊療養施設に近いホテルでロボホンとAGVを検証