次世代の多用途小型商用EV車「ELEMO」販売開始へ 花キューピットとHW ELECTROがEV配送の実証実験 4つの特長とは

HW ELECTRO株式会社は、2021年7月24日(土)より同社が製造する、次世代の多用途小型商用EV車「ELEMO」の販売を開始する。これに先駆け、7月12日(月)にTFTホール500(東京都江東区)にて、同社の事業戦略発表会及び、「ELEMO」の試乗会を開催した。また、一般社団法人JFTD花キューピットの会長である澤田將信 氏を招き、カーボンニュートラルな社会構築実現のための取り組みの一環として「ELEMO」を用いた生花通信配達を行う実証実験についても発表した。

同EV車は、2021年4月に小型商用EV車として国内で初めてナンバーを取得。荷室のカスタマイズが可能で、あらゆる業態に対応できる。また、インターネットを介した運用管理やアプリとの連携機能などのIoT技術も導入。災害時には「IoT 機能付きエマージェンシーツール」として、そして「移動式エネルギー源」として活躍する。

発表会の中でHW ELECTRO株式会社 代表取締役社長 蕭 偉城(ショウ ウェイチェン)氏は、多用途小型商用EV車「ELEMO」について、災害時のエマージェンシーツールとしての活用や、荷台のカスタマイズ、IoTとの連動について紹介した。


また、一般社団法人JFTD花キューピットとのEV配送における実証実験についても発表。一般社団法人JFTD花キューピット会長の澤田 將信氏は以下のようにコメントした。

一般社団法人JFTD花キューピット 会長 澤田將信 氏

花キューピットは、日本全国約4,300の生花店が加盟し、お届け先に近い店からお届けすることでCO2の排出が最小限で済む仕組みです。10年後にはさらにCO2排出を抑制できるようにしたいと考えています。ELEMOのような車が日本各地で活用され幅広い分野で活躍することを心から祈り、我々の実証実験も精一杯協力させていただきたいと思います。



これを受けてHW ELECTRO株式会社 蕭 偉城氏も次のように述べてている。

HW ELECTRO株式会社 蕭偉城 氏

本日花キューピットさんとの実証実験に関して、この場で発表できてとても光栄に思います。澤田会長から有難いお言葉をいただき、今後ますますELEMOを社会貢献のために、環境のために寄与していきたいとより強く感じました。







地球にやさしいフラワーギフト 花キューピットfor SDGs

花キューピットは、届け先に近い加盟店が新鮮な花をを届ける生花通信配達システムだ。遠距離の配送を行わずに、届け先近くの加盟店から配送するため、その配送しなかった距離分のCO2排出抑制に貢献しています。直近1年間(2020.4-2021.3)では 花キューピットグループ全体(国内)でCO2に換算すると約142.3tの排出を抑制した。今回の実証実験では、さらにラストワンマイル「近くの加盟店からお届け先まで」の配送においてもCO2排出を抑制した配送を目指すための検証を行う。なお、直近一年間のCO2排出量は、注文店舗から配送店舗までの直線距離を積算。また、その距離を軽油10tトラックで輸送した想定の上、改良トンキロ法を使って算出した。





「ELEMO」について

HW ELECTRO株式会社が製造、販売する次世代の多用途小型商用EV車「ELEMO」は、インターネットを介した運用管理やスマートフォンアプリとの連携機能などの IT技術の導入や、EVならではのゼロエミッション性能は、100%電気自動車化を目指す未来への要請に一歩進んで応えるものだ。シャシーは部品のモジュール化を徹底したことで、製造工程の効率化と高い耐久性を実現。世界的に有名なオーストリア「マグナ・シュタイア社」のエンジニアが設計した商用車の常識を覆すハイスペックなサスペンションシステムを実装するなど、カーエンジニアリングの面でも革新的だ。多機能荷台オプション、優れた性能、都会型ラインナップは、様々な企業の多様なニーズに対応する。


■【動画】【ELEMO】多用途小型電気商用車 プロモーション動画




「ELEMO」の特徴

ELEMOは100%EVであり、走るIoTといえる。用途に合わせて選べる3つの荷室をカスタマイズでき、移動電源としての活用も可能だ。


100%EV

・「温室効果ガス排出量削減」という世界的課題にいち早く応える商用車。
・ガソリン車と比較して燃料が格安。



走るIoT

・コネクテッドサービス体制の導入でセンターオフィスでの運行管理(運送ルートの最適化、効率化等)が可能。



用途に合わせて選べる3つの荷室

・ユーザーの業態にあわせた荷室(フラットベッド、ピックアップ、ボックス)をカスタマイズ可能。



移動電源としての活用

・イベントカー、キッチンカーなどさまざまな作業ステージで電源の準備が不要。
・災害時の緊急電源としても活躍。





スペック

行動範囲に合わせた2つのグレードを用意している。

▼ ELEMO-120

バッテリー容量 13kWh
最大航続距離 120km
充電時間 6〜8時間
価格 218.9〜273.9万円(税込)

▼ ELEMO-200

バッテリー容量 26kWh
最大航続距離 200km
充電時間 10〜12時間
価格 275〜330万円(税込)


 

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