川崎重工「自動PCR検査ロボットシステム」東京都で運用 東京都民にPCR検査を無料提供

川崎重工は東京都世田谷区の代田区民センター内に検体採取ブースを開設し、PCR検査サービスの提供を開始することを2022年1月14日に発表した。


東京都民がPCR検査サービスを無料で受ることができる

今回の検査サービスは日本政府が進める「PCR等検査無料化事業」として、同社が東京都より認可され実施するもの。川崎重工製の自動PCR検査ロボットシステムを活用し、発熱などの症状のない無症状の都民を対象にPCR検査の受付から検体採取、検査、結果通知までの一貫した検査サービスを無料で提供する。

検査の流れ

川崎重工は2021年3月より、ロボットによる自動PCR検査サービスを開始し、これまでに藤田医科大学、関西国際空港(近畿大学・友広会)などで検査サービスの実績を持つ。オミクロン株の感染が急拡大するなか、精度・感度の高い核酸抽出法を用いたRT-PCR検査を多くの人に提供するため、今回の世田谷区での開始を皮切りに、都内でPCR検査用の検体採取ブース設置の拡大や実施に向けた準備を進めている。

川崎重工は自動PCR検査ロボットシステムの活用によるPCR検査サービスの提供を通じて、国内の新型コロナウィルス感染対策に協力するとともに、安全な形での人の往来の回復を実現し、経済・社会活動の再開と復興に貢献していく、としている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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