空中にホログラムのように映す「空中結像ディスプレイ」近畿日本ツーリストの東大阪店で展示 kiwamiのホロ・マスターピース採用

株式会社kiwamiは、裸眼VRソリューション「HoloMasterpiece」(ホロ・マスターピース)とホログラムデバイス「HoloVase xD」(ホロベース・エックスディー)を活用した販促展示を、近畿日本ツーリストの東大阪店で開始したことを発表した。

「HoloVase xD」

kiwamiでは、VRゴーグルや特別なデバイスを使わず、裸眼で浮き出て見えるしくみを開発、空中ディスプレイや裸眼3DディスプレイなどのVR表現を「裸眼VR」と呼称して提唱している。今回は、kiwamiの保有する裸眼VR技術を、観光案内情報や商品の紹介で活用することを目指すもの。

空中ディスプレイのイメージ

近畿日本ツーリストのリリース抜粋

<デジタルコンテンツ活用事業>
■ホログラム投影によるデジタルコミュニケーション

特定の物体を撮影・データ化し、「空中にホログラムのように映し出す」技術である「空中結像ディスプレイ」。
例えば、旅のグルメとしても人気の「伊勢海老」のようなアイテムを専用機器により、ホログラムとして空中投影し、立体的に目の前に存在しているかのような体験を得られるサービスをご紹介いたします。



同社の同技術を使ったホログラム展示施策は、東京では西武池袋本店のB1F「チョコレートパラダイス」でも採用されている(バレンタインデーの特別企画 関連記事「裸眼で浮き出る空中3Dディスプレイで「チョコレートパラダイス」の商品を立体ホログラム展示 西武池袋本店地下1階で」)。

kiwamiの提供する技術では、従来のホログラムのように見せるトリックアートのような表現ではなく、空中投影されたコンテンツを実際に触れて動かすことのできるSF映画の世界で描いていたような世界観を体験することができる。

■Promotion movie for CES2022 , kiwami




ホログラム販促システム

「裸眼VR」によって、VRゴーグルや3Dメガネを使わず、裸眼で立体視を実現するディスプレイのデジタルサイネージ。レンチキュラーレンズという特殊なレンズを応用し、眼の左右の視差が生じることにより、立体のコンテンツがディスプレイから飛び出して見えるのが最大の特徴。

VRゴーグルや3Dメガネを一切使わず、裸眼で立体視を可能とするディスプレイを採用したデジタルサイネージ



HoloVaseとは

kiwamiは、空中ディスプレイとスマートフォンを活用し「商品棚に置ける店員さん」をコンセプトに小型ホログラム型スマートサイネージ「HoloVase S」を開発。
従来のサイネージやコミュニケーションロボットと比較し小型かつ低コストを実現し、様々な場所への設置が可能となっている。弊社独自のHoloVase専用アプリケーションを使い、ホログラムのVR店員(xR Cast)を使った接客、スマートフォンの前後カメラやセンサーを使った様々なインタラクションやシステム連携、音声認識や画像認識による商品紹介や、バーコード決済、アミューズメントやプロモーションなども含め様々な用途への活用が期待できる。(公式ホームページにデモ動画もあり)
また、タッチパネル操作に優れた「HoloVase M」や、「HoloVase S」の大型化を図った高さ50センチの「HoloVase L」、商品棚什器一体型の「HoloVase XD」などを展開している。

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ロボスタ編集部

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