東京湾岸エリアで電動キックボードシェアリングサービス「LUUP」開始 東京臨海副都心まちづくり協議会と連携

株式会社Luupは2022年1月24日(月)14時より、東京湾岸エリア(豊洲・お台場・月島・勝どき)にて、電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」の提供を開始したことを発表した。また、サービス開始に伴い、豊洲スマートシティ推進協議会に加え、東京臨海副都心まちづくり協議会と、電動マイクロモビリティのインフラ整備の可能性の検討、地区の活性化と市民生活の向上に寄与することを目的とした連携協定を締結する。


東京湾岸エリアで「LUUP」の提供が開始

Luupは「街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる」をミッションに、マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開している。電動アシスト自転車や電動キックボードのみならず、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティを包括的に取り扱い、全ての人が自由に移動できる未来を目指している。こうした中、2021年4月より「新事業特例制度」の認定を受け、都内や大阪で電動キックボードのシェアリングサービスを開始している。今回、江東区で同制度の認定を受けたことにより、豊洲を含む東京湾岸エリアが新たにサービス対象に追加された。

今回新たに追加されるエリア図(地図データ:Googleマップ)

東京湾岸エリアの主要なポートはアクアシティお台場(全5ポート)、デックス東京ビーチ、メブクス(検討中)となる。その他のポートは、アプリのマップ画面から確認できる。また、サービス開始初日には電動キックボードの安全講習会を実施した。

アクアシティお台場(全5ポート):118台(利用可能台数)、デックス東京ビーチ:7台(利用可能台数)

安全講習会の様子。1月24日(月)14〜15時、ミチノテラス豊洲にて「電動キックボードご利用ガイドブック」を用いた走行ルールのレクチャーと私有地内での試乗会を実施。

Luupは東京臨海副都心まちづくり協議会との連携を強化し、エリア全域へのポート設置を通して、エリア内で生活を送る方々の移動をより便利にできるよう尽力していく、としている。


電動キックボードの利用方法

【利用条件】
電動キックボードを利用する人は、アプリから「運転免許証登録」と「走行ルールの確認テストの満点合格」が必要。

●アプリの利用方法
1.「LUUP」をダウンロードし、会員登録を行う。
ダウンロードリンク:https://luup.onelink.me/Myjb/cfcdb04a

2.マップ画面から、ライドを開始したいポートを探す。

3.ポートに到着したら「ロック解除」ボタンを押してカメラを起動し、乗りたい電動キックボードのQRコードを読み取る。

4.目的地ポートを選択し、返却する場所を予約する。なお、目的地ポートはあとから変更することができる。

5.スマートロックが解錠されたら、安全にライドを楽しむ。

6.目的地ポートに到着したら、枠線内に返却する。

7.返却時の写真を送信したら決済が完了し、ライドが終了する。


●電動キックボードの乗り方
1.地面を蹴って初速をつけ、両足を置く。

2.ゆっくりとアクセルを押すと加速する。

3.足で地面を蹴りながらゆるやかに曲がることができる。
※今回の特例措置下において、電動キックボードを押し歩きする場合には歩行者とみなされる。走行量の多い道路などを右折する場合には、交差点で電動キックボードを一度降り、横断歩道を押し歩いて渡ってください。

4.手元に自転車と同様の形のブレーキがある。止まる時はゆっくりとブレーキをかける。足をついて止まることも可能。

「LUUP」をご利用いただく皆さまへお願い
以下、リリースより引用

Luupは、電動キックボードが安全に乗られ、道路を使用する全ての人との共生を実現する社会を目指しています。

現在、電動キックボードの適切な走行ルールの検討を進めるため、関係省庁による実証実験が行われており、Luupはこの実験に参加しています。この取り組みを通して、多くの方に電動キックボードの魅力や可能性を感じていただくと共に、ルールの検討に向けたデータの収集が進んでいます。

ユーザーの皆さまにおかれましては、街とマイクロモビリティの新たな扉を開く本実験にご協力いただき誠にありがとうございます。

一方で、保安基準を満たさない電動キックボードが公道を走行している例や、そのような違法な電動キックボードによる事故が発生し書類送検に繋がる例など、実証実験外での電動キックボードの重大な違反が報告されています。また、Luupの電動キックボードの一部のユーザーにおいても、歩道走行や逆走、二人乗りなどの違反が確認されています。

この点につきましては、誠に遺憾であり、弊社といたしましても大変重く受け止め、さまざまな対応を行っております。

Luupでは、電動キックボードに乗車する全ての方に、事前の免許登録と走行ルールの確認テストの満点合格を義務付けると共に、同意書への同意、禁止事項に関する注意喚起の画面をご利用の度に表示しています。また、実証実験中の走行ルールや道路交通法に対する違反行為が認められた際には、アカウントの無期限停止を含む厳正な対処を行っております。

人と乗り物と街、それらすべてが共生できる社会の実現のため、ルールに沿った走行をお願いいたします。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム