豚舎内全ての豚体重/体調をロボットが自働測定 「自働体重・体調測定ロボット」提供開始 タイ国で実証を予定

株式会社Eco-Porkはロボットが完全自動で豚舎内を移動し、豚舎内全ての豚体重/体調を自働で測定・集計する「自働体重・体調測定ロボット(ABC)」の提供を開始したことを発表した。

同製品は関西農業Week(3/8~10)、国際養鶏養豚総合展2022(4/27-29)にて展示・販売を開始する。また、同製品はタイ国スマート農業の実証事業にも採択され、日本国農林水産省およびタイ政府とも協力の上、タイでも実証・販売を開始していく予定。


自働撮像ロボットとAI豚カメラを融合

「自働体重・体調測定ロボット(ABC)」は新たに開発した自働撮像ロボットと開発済AI豚カメラ(ABC)を融合したことにより、ロボットが完全自動で豚舎内を移動し、豚舎内全ての豚体重/体調を自働で測定・集計する。



AI豚カメラは複数頭の肥育豚を一度に完全自働で測定できるハードウェア。豚の輪郭や特徴点を捉えて体重推計しているため、豚が寝転んでいる・豚が重なり合い輪郭特定できないなど、豚房内で起こりえる全ての状態にて測定が可能。AI豚カメラは実用化に先駆け、2021年までに関連特許を13件取得し、現在国際特許への移行を開始している。また、AI豚カメラは鹿児島県のジャパンファームなど複数企業にて2021年より本格運用・正式導入が既に開始している。


タイ国スマート農業実証事業について

株式会社Eco-Porkは農林水産省「令和3年度海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業」(みどりの食料システム戦略の取組モデルの実践:タイにおけるスマート農業の実証事業)に採択されている。同事業はタイでの実証・事業展開の有効性や課題・障壁・解決方法を明らかにすることにより、日本のスマート農業技術の海外展開を促進し、タイの農業の課題解決につなげることを目的に、農林水産省がタイ政府とも協力の上、タイでのスマート農業技術の実証や事業展開を検討されている事業者に様々な支援を行う。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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