飲食店のDXを支援するOkage株式会社はモバイルオーダーOkage Go店内版が株式会社USENが販売する配膳ロボット「KettyBot」と連携したことを発表した。
Okage Go店内版との連携により、下膳時に利用者が自身のスマートフォンからロボットを呼ぶことができるようになり、スタッフがよりおもてなし業務に専念できる環境を提供する。同社は今後実店舗での導入に向けて、2022年3月30日より北前そば高田屋品川港南口店にてテスト運用を開始している。
下膳依頼ボタンでロボットを呼び出し
長期に渡るコロナ感染拡大の影響で飲食店の人手不足問題がさらに深刻化している。そのような中、モバイルオーダーなどのセルフオーダーだけでなく、配膳ロボットもホールスタッフの人手不足解消と顧客満足度向上に貢献する強い味方として期待されている。
今回の連携では利用者が下膳を希望するタイミングで自身のスマートフォンからロボットを呼べるようになった。呼び出し方法は以下の手順で行う。
・利用者が自身のスマートフォンからOkage Go注文画面右下の下膳依頼ボタンをおし、ロボットを呼ぶ。
・ロボットが席に到着したら、ロボットの台に空いたお皿を乗せる。
・スタッフがロボット上部にあるディスプレイの完了ボタンをタップするとロボットはキッチンへ戻る。
これら連携は同社とUSENで販売するKettyBotにのみ実装が可能。
実証実験について
2022年3月30日から2週間、北前そば高田屋品川港南口店にて店舗の利用者を対象に実証実験を行う。実証実験ではOkage Go連携部の動作および使用頻度を確認し、その結果を元に機能調整や今後の導入における方針を決定していく。
KettyBotについて
KettyBotはデジタルサイネージ機能を搭載した配膳/配送ロボット。独自のマッピング機能により1時間程度のテスト運用で店内の形状を記憶するため、天井や床に誘導レールを埋め込む等の店舗工事は不要。3D障害物センサーにより障害物を避けながら走行できる。ディスプレイでは販促が可能で、上部のディスプレイではスタッフや利用者がロボットを操作することができる。
今後の展望
Okageは今後も「こだわりとおもてなしを輝かせる。」をミッションとして、Okage DX Platformの提供を通じて、オフライン・オンラインのチャネル統合管理や飲食店のフードビジネス化を積極的に支援していく、としている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。